【悪魔の食レポ】上尾名物「スタカレー」はカレーじゃないよ、中華だよ

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「ママチャリで日本一周の旅」を終え、関東地方で次なる目的「アフリカ大陸横断」の資金を集めている『ママチャリで日本一周中の悪魔』こと大魔王ポルポルさん。先日、有志によるお祝いの宴で肉の海に溺れていたかと思ったら、今度は埼玉県・上尾市(!)でまたもローカルフードの食レポを続けていました。しかし、デーブ・スペクターの出身地とも噂される上尾に、なぜ大魔王が?

埼玉・上尾で謎のローカルフード「スタカレー」に沈む大魔王

ママチャリに乗って、日本を年かけて1周し「日本を魔族の物にしてしまった」と、ほざいている、大魔王ポルポルだ。ガッハッハッハッハ!!

現在、次の挑戦に向けて、アフリカを魔族の物にする計画である、アフリカ横断」を行おうとしている。そのため、CAMPFIREにて、クラウドファンディングで支援を募っている最中なのだ。

その支援を募る作戦の1つに、直接、誰かに会って「貴様、クラウドファンディングに入るのだ。ガッハッハッハッハッハ!!」と言いながら、関東をウロウロしている。そのこともあり、ママチャリに乗って埼玉県の上尾市までやってきたのだ。

今回は、Twitterで我輩のことを知ってくれたニンゲンから、「埼玉県の上尾市に、ぜひ食べてほしい上尾のソウルフードがあるので食べてみてください」と言われたので、そのソウルフードを紹介しよう。

なんでも、上尾市民が愛してやまない、スタミナ満点の「スタカレー」というものが有名らしい。

ふふふ、これを機に上尾市を恐怖のどん底に仕立て上げ、上尾市に住むニンゲンどもから支援金を募る作戦だ!

我輩は全速力で都内から埼玉県の上尾市までママチャリを走らせた

日本一周をママチャリで行った中で最も過酷だったことの1つに、6時間かけて箱根峠を越えたことがある。

我輩にとって、都内から上尾市までの6時間は、箱根峠にくらべれば朝飯前だ。

そして、全速力で上尾市に向かって失われたスタミナも、ソウルフードである、スタカレーを食べれば、スタミナを補える。まさに一石二鳥。我輩はスタカレーが楽しみで仕方がなかったのだ。

そして、その味は、魔界にもない伝説級の味だろう。ガッハッハッハッハッハ!!

…と叫びながらママチャリを漕ぎ、別の意味の恐怖(なんか危ないやつがいるぞ的な)が関東全域に拡がった。

そうこうしている間に、スタカレーが食べられる店娘娘にゃんにゃん」に到着。

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「ふっ、ふざけた名前の店だな!」そう叫んだとき、時刻は夜の20時。すっかり暗くなってしまい、その声は上尾市民にはほとんど届いていなかった。

ぱっと見は大衆食堂のような雰囲気の中華料理店だ。さっそく店の前にママチャリを止めて、店内へ入った。

恐怖のオーラを全開にして吠えてやった。

「あのー、すみません...まだ開いてます?

店の中に入ると、数人お客さんがいた。餃子やラーメンを扱っている店なのに「こんなところにカレーが売っているのか??」と、魔族といえど少し不安になってしまったが、さっそく魔力を全開にして店員に聞いてやった。

「ガッハッハッハッハッハ!! 貴様! スタカレーが食べたい。早く出せ!」

と答えるのはやめておき、丁寧な言葉で、「すみません。注文いいですか?」と言ってやった。

しかし、店員は聞いていない我輩を見るなり武者震いを起こしてしまい、「な、なんなんだ。こいつは……」と、手が震えている。我輩も負けじと言い続けた。

「あのーすみません。スタカレーつください

店員は我に返り、やっと現実を受け入れた。そして、注文したスタカレーを作り始めたのだった。

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上から2段目の右端にあるのがスタカレー

 

日本一周を果たしてしまうと、これほどまでに大きな魔力でニンゲンを恐怖で震え上がらせてしまうのか。

ニヤニヤしながら店内を見渡した。店員は我輩を強盗か何かと勘違いしたのだろうか、震える手を隠しながら、出来上がったスタカレーを我輩の前に持ってきた。

豪勢な見栄え。カレーというより、チャーハンに餡かけが乗っている料理だ。その匂いは大魔王である我輩を、中華の王様に仕立てあげるかのような匂いだ。肉、野菜がたっぷりのスタミナ満点料理。6時間もママチャリを漕ぎ続け失われたスタミナを補うには最高である。

これが上尾名物「スタカレー」だ!

これが上尾名物「スタカレー」だ!

 

「ガッハッハッハッハッハ!!この料理は素晴らしい。我輩の好きな匂いのする食べ物だ。素晴らしいニヤニヤしながら、心の中で思うと、さっそく箸を進めた。それでも店員は我輩を警戒していた。

「な・・なんだ、これは!!!」

ひと口食べた、その味はまるで中華の世界に誘われたような味だ。ひょろひょろの我輩が、一発でボクサーに勝てる気がするほどスタミナがみなぎってくる味だ。広島県の担々麺の食レポで教えたように、我輩は辛い物が嫌いだスタカレーもピリ辛だったが、我慢できるほどのピリ辛具合によって我輩の食が進んだ進んだ。

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1年にも及ぶ旅の疲れを癒してくれる、スタミナ満点のカレー風の食べ物だ。いやカレーというより、豆板醤風味でひき肉と野菜がたっぷり入ったトロトロの餡がかかったチャーハンである。我輩の心は酔いしれた。そして、あまりの美味しさに分で完食してしまうと、恐る恐る店員が話しかけてきた。

「あ…あの……その顔はタトゥーですか?

店員は震える手を隠していた。

我輩もタトゥーと言われて黙ってはいられない。魔力を全開にして怒鳴りつけるように言ってやった。

「あ。違いますよ、生まれつきです

我輩は、その店員に優〜しくママチャリで日本一周をした事、アフリカへ行くためにクラウドファンディングで資金を募っていることなど、さまざまな事情を説明した。店員も納得したようにうなずいてくれて、なんとか震える手も止まった。

「ふん!なかなか美味たる店だ。素晴らしい。ガッハッハッハッハッハ!!」と言って、我輩は店を出た。

埼玉県上尾市のソウルフードである、娘娘のスタカレー。美味であった。魔界認定のお店にしてやろう。ガッハッハッハッハッハ!!

そう言い残して、我輩は再び補給したスタミナを使ってママチャリに乗り、関東の某所へと帰っていったのだった。

(つづく)

 

DATA
娘娘(にゃんにゃん)上尾店
住所:埼玉県上尾市愛宕3-7-17 
営業時間:[月] 11:30~14:30、 [水~金] 11:30~14:30 18:00~20:30 、[土・日・祝] 11:30~14:30 18:00~20:30
定休日:火曜日

 

※大魔王ポルポルさんへの激励のメッセージはコチラまで!

アフリカ横断!!‐ホームレスがアフリカの現状を見てアフリカのことを伝える‐(クラウドファンディング)

大魔王ポルポル@ホームレス魔王(Twitter)

大魔王ポルポル(755)

 

『大魔王ポルポルの日本征服の旅』
著者/大魔王ポルポル
日本一周の旅をしている大魔王ポルポルである。旅の裏側、隠れた小話など話したいことは盛り沢山!! だがしかし! タダで公開はできない。メールマガジンで日本のいろいろなことを掲載するのだ。メルマガに記載のアドレスに悩みや質問を送ってくれればメルマガで公開回答するぞ! ガッハッハッハ!!
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