老化防止に疲労回復、血液サラサラ。梅干しは身体にイイことだらけ

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先日掲載の記事「ガン予防効果を30倍以上に引き上げる、梅干しのタネの賢い食べ方とは」でもご紹介した、脅威の梅干しパワー。しかし、まだまだ知られざる効用があるといいます。無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、来るべき暑い夏を乗り切る梅干しの摂り方などが記されていますよ。

酸が三毒を断つ

梅干しは昔から「三毒を断ち、その日の難を逃れる」と言われるほど薬効の多い、伝統的な健康食品なのだそうです。梅のパワーの源は見ただけでも唾液が出てくる酸っぱさ。

酸味成分は、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸で、なかでもクエン酸は、エネルギー源となる糖質の代謝を促進して疲労回復スタミナ増進効果やカルシウムの吸収を高めるので、成長期の子どもから骨密度が気になる方まで強い味方となるそう。

ほかにもビタミンCの酸化を防いだり、脂肪の生成を抑えたりする機能があり、夏場に気になるシミ・ソバカス予防やダイエット、さらに、消化酵素でもある唾液の分泌を促して、でんぷんの消化を助けるので食欲増進効果も。最近では、唾液に含まれるパロチンというホルモンが老化防止に有効であることが報告されているそうです。

梅干と麦茶で熱中症予防

暑さで、ボーッとしてきたときに有効なものは、なんと梅干しなのだそうです。ご存じの通り、汗をかくと体内のミネラル分、塩分も汗で失われてしまいますので、熱中症対策で水分だけを補給して塩分を取らないと、熱けいれんなどを起こしてしまうのだそうです。

戦国時代の武将たちにも、陣中食として活用されていた梅干しは、傷の消毒から、食中毒、伝染病の予防、そして合戦中の息切れ防止にも使われていたのだとか。

梅干し1粒で、汗をかいて失われたミネラル分、塩分が補給されて、クエン酸によって元気にもなるのだそう。

そして、失われた水分補給には、麦茶を…。麦茶は、カラダに溜まった熱を下げる働きがあり、カフェインレスでお茶の中では胃に優しく、また、初夏に収穫されたばかりの大麦を炒ったときの、香ばしいアルキルピラジン類という香り成分が、血液をサラサラにしてくれるといわれているそうです。

梅干しの粕漬けで免疫力アップ

梅干しを酒粕につけると疲労回復効果が高くなり、肝機能や免疫力が普通の梅干しを食べるよりもより向上します。

梅干し8個に対して酒粕200g、砂糖20g、水1カップを用意。酒粕に水を加えてよく練り、砂糖を混ぜます。密閉容器に入れ、梅干しを漬け蓋をして冷蔵庫で3日間寝かせて出来上がり。

取り出したとき、梅干しについてくる酒粕も一緒に食べます。漬けた後の酒粕は甘酒や粕漬けに利用しましょう。味も健康効果もアップします。

image by: Shutterstock

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