6月はいじめが増えやすい時期ですが、同時に親が子供の変化に気が付きにくくなる月でもあるそうです。無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』によると、この時期にいじめを発見できれば、夏休み前に解決が可能とのこと。そのために役立つ、いじめられている子供・いじめている子供双方が出す「サイン」を紹介しています。
今確認したい、いじめのサイン
メルマガで何度もお伝えしてまいりましたが、6月はいじめが増えてくる時期です。クラスの中の状況もわかり、少しずつ表面化してきたいじめが、だんだんエスカレートしてくる時期でもあるのです。
ところが、保護者の立場で見てみると、ようやく学校やクラスにも慣れ、運動会といった春の行事も一段落し、子供に手がかからなくなる頃だと思えてくる時期でもあるのです。そんな安心感から、子供のちょっとした変化に対しても、気が付きにくくなったり、気が付いても、大丈夫だろうと考えてしまいがちになってしまいます。
だからこそ、油断をしないで、子供たちの様子をしっかり見てほしいのです。今の時期に発見して対応すると、夏休み前に解決することが可能になります。この時期を外してしまうと、問題の解決を夏休み後に持ち越してしまうことにもなってしまいます。そういう意味でも、とても大切な時期だとご理解願いたいと思います。
私たちがいじめ学習会などでご紹介しているいじめのサインは次のような内容です。
- 急に元気がなくなる。
- 帰ってくるとすぐに部屋に閉じこもる。
- 理由のわからない成績の低下。
- 親の前で携帯メールを見なくなる。
- 友達から電話があっても、出たがらない。
- おねしょをする。
- 妙に明るく装う。
- 教科書に落書きがある。
- 服が破れていたり、汚してくる。
- 物をよくなくす。
- 急にお金を欲しがる。
- 擦り傷や打撲がある。
- 頭痛を訴え、学校に行きたがらなくなる。
このような兆候があれば、いじめられている可能性が高いです。きちんと子供たちと話をしていただきたいと思います。初めは話したがらないでしょうが、焦らず子供たちの気持ちを引き出してあげてください。
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