簡単すぎてビックリ。ふわとろオムレツを自宅で簡単に作る邪道な方法

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料理を嗜む男性、今ではさして珍しくはありませんが、お店で出てくる「ふわとろオムレツ」を自宅で再現できるご貴兄はそう多くないはず。無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』では、現役板前のgatugatu佐藤さんが、邪道ではあるけれど誰でも上手に「ふわっ」で「とろっ」にできるワザを写真と共に紹介していますよ。週末にご自宅で作ってみてはいかが?

誰でもうまくできる、邪道! オムレツ「ふわとろ」テクニック

gatugatu佐藤です。 今回は、「本家、洋食オムレツよりも簡単に綺麗にできる邪道なオムレツの作り方」を伝授します。

オムレツを綺麗に作るなら、「小さいフライパン」を使うのが一番の近道です。ある洋食の職人さんも、こう言っています。

「多くの方がオムレツを家庭で作る時は、大きなフライパン。これで作るオムレツは、職人でも難易度が高いです。」

すでに「難しい」状態で作り初めるのですから、多くの人が失敗したり、できなくて当たり前なのです。綺麗なオムレツを作るなら、第一に「小さいフライパン」を選択することです。

これを踏まえたうえで、私が31歳の時に創作料理店で伝授された「ふわとろオムレツの方法」をあなたにも伝授します。この方法なら簡単にふわふわ、とろとろのオムレツが作れます。そして、この方法の中の日本人らしい「箸テクニック」によって丸みをおびた黄金色の綺麗な楕円型のオムレツを作ることができます。

が、この方法、洋食の職人さんから見ればムカつくほど「邪道な方法」。「何だ! そのやり方はバカ野郎!」と言われても仕方ない。でも、完成品のオムレツは、誰にも文句を言わせないです。

終わりよければすべて良し

私は、どんな料理も基本的には、「出来上がり」がよければ方法なんて何でもいいと思っています。最後に、綺麗に美味しくできればそれでいいのです。ひとつのやり方に固執すると、斬新なアイディアを見逃すかもしれませんからね…。

「邪道! オムレツ」は私が、10年以上オムレツをふわふわとろとろに作れてきた方法です。数回、実践すれば、マスター可能です! 事細かく、説明した「邪道!オムレツふわとろテクニック」をご覧ください!

 

【材料】(1人前) 

卵(L玉)…3コ
サラダ油…5cc(小さじ1杯=バターでも可、私はオリーブオイルを使います)

 

1.ボウルに卵を割り入れます(少し大きめのボウルの方が作業しやすいです)。

菜箸で、白身が消える程度に混ぜます(ある程度、白身だけ先に菜箸で切るように混ぜておくと黄身が混ざりやすいです)。混ぜ加減は、「ぷるん!」とした感じが残る程度。菜箸で挟んで、まとわり付かないのは混ぜすぎです(さら~っと流れる感じになると混ぜすぎ。卵の「腰」をきり過ぎないといったりします。混ぜすぎると「ふわふわ感」がなくなるので…)。

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2.フライパンを中火(炎を最大から徐々に弱めていって、フライパンの底にギリギリ当たっている程度の火加減)で熱します。

約30秒後、油を投入。全体に広げなじませます。

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3.「柄」の最後尾をしっかり握ります。

激熱になるので、必ず「乾いた布巾」を巻いて握って下さい。濡れていると熱くて握れなくなります。箸先に卵をちょんと付け、熱したフライパンの中央になすりつけます。すぐに固まれば、卵入れる適温です。すぐに固まらない場合はもう少し熱します。すぐに固まって焦げる場合は、温度が高すぎます(火から離し、温度を下げます)。

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4.卵をガ~っと全部流し入れます。

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5.菜箸で底を削るようにかき混ぜ、中火のまま熱を通していきます。

炒り卵(スクランブルエッグ)を作るイメージで、菜箸を素早く回しながら混ぜます(あなたが右利きなら、左回しで混ぜるとやりやすいと思います)。 外側が早く固まってくるので、それを中に混ぜ込んでいきます。

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6.卵が、半分ほど固まったらフライパンの周囲の固まった部分を菜箸で剥がします。

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7.ここから、「邪道テクニック!」右手前の固まった部分を持ち上げます。

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8.奥側へ、パタッと倒します(向こう側へ折り込む)。

箸だけでうまく倒れない時は、フライパンの右手前を持ち上げ、左下向きに傾けたと同時にパタッと倒して下さい。

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9.続いて、反対側。左手前の固まった部分を持ち上げ…

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10.右方向へ、折り曲げます。扇(おうぎ)の形を作るイメージです。

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11.最後、奥側(扇の丸い部分)に菜箸を入れ込みます。

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12.今度は、手前に倒します。

扇形の卵をパタッと手前に裏返すイメージ。折り曲げた部分を包み込むように奥側 (扇の丸い部分) を手前に持ってくると綺麗な楕円形になり、手前部分が丸く綺麗に固まります。フライパンを軽くゆすって、表面を固めます(破けて中のとろとろが出てこないようにします)。 

「邪道! オムレツ」出来上がり! 

ここまでの、7、8、9、10、11、12は、できるだけ早く行なってください。卵に熱が入り過ぎると、とろとろ、ふわふわ感がなくなります。

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13.準備しておいたお皿にオムレツを盛ります。

オムレツの底に菜箸を入れこみ、少しづつ滑らせながらフライパンの右側へ移動させます。フライパンをお皿に近づけ、ぽとッと落とすような感じで盛り付けたら完成です。

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卵を固め過ぎず、7~13の邪道テクニックをできるだけ素早く行なうのが、ふわとろオムレツを綺麗に作る「コツ」です。

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是非! 挑戦してみてください。

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