【日中】舛添都知事に対して、なぜか中国から続々と同情の声

 

政治資金の私的流用疑惑が取り沙汰されている舛添要一都知事。当然ながら国内からは厳しい目が向けられていますが、メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』によると、中国からは同情的な声が上がっているとのこと。いったいなぜ? 黄さんはその理由を紹介するとともに、政治資金の私的流用もさることながら異常とも言える韓国贔屓の舛添氏に都知事の資格なし、と厳しく論じています。

【日中】舛添都知事に対して、なぜか中国から続々と同情の声

舛添都知事 記者会見詳報(1) 外部に支出の調査を依頼

舛添要一東京都知事が政治資金私的流用で大問題となっています。記者会見を開いて釈明をするかと思えば、釈明はせずに「第三者委員会の厳しい目で精査してもらう」を繰り返しただけに終わりました。

報道の中で、ロンドン出張に7,000万円、和菓子9万円、高級レストラン数十万円などお金の具体的な用途は枚挙に暇なく列挙されています。まあ、細かい飲食費はご愛嬌としても、出張費が高すぎるのはちょっと気になりますが、今回の舛添騒動については中国でも話題になっており、そのほとんどが中国の政治家に比べたらカワイイもんだという論調のようです。

ネットの声を拾うと、「そんなことで辞任に追い込まれるなんて」「中国だったら党内警告で済む」「都知事を辞めさせられるなら中国に来て村長でもやれ」などと、たいしたことないといったコメントばかりです。

舛添都知事の政治資金問題に中国ネットは驚き=「中国ではこんなの問題にならない」「こういうニュースは共産党に対する皮肉としか思えない」

中には、「こんなちょっとしたことで辞任を要求されるのか? 党内警告で十分だろ」「帝国主義は良心のかけらもないんだな。指導者の労苦を少しはいたわってやれよ」という同情の声すらあります。

たしかに、舛添氏の公私混同と中国のそれを比べれば、舛添氏のほうはカワイイものです。中国では人命よりもカネのほうが価値があるのですから。トウ小平一族が江沢民一派に叩かれことに対して、トウ小平の未亡人が抗議のための自殺未遂を図っても、誰も同情しませんでした

トウ小平の次男の娘はアメリカ人になって国外逃亡し、トウ小平一族もそれに続いて国富の10兆円を持ってオーストラリアと北米に逃げました。このように中国における国富の私物化は日本とは桁違いで横行しており、それによる国家資本の流出は1,000兆円にも及ぶと言われています。

甘利明前経済再生相は、わずか100万円で辞任しましたが、中国人からしてみればなぜ辞任しなければならないのかさっぱり分かりません。たった100万円で辞任するほうがおかしいとしか思えないのです。だから舛添知事の件についても、同情論が上がるのです。中国なら、舛添知事はむしろ「立派な政治家」の範ちゅうに入ります。

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