目から鱗が3回落ちる、トウモロコシをふっくらジューシーに茹でる方法

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夏だ! 旬のとうもろこしにかぶりつきたい! なのに茹でるのに失敗して拳が硬くなるような思いをした経験、ありませんか? 『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』で現役の板前・gatugatuさんが、皮付きのまま水から茹でると飛びきりジューシーで甘いトウモロコシができるという驚愕の料理法を紹介しています。これは帰りに買ってさっそく試したくなる!

旬、とうもろこしのおいしい茹で方

gatugatuです。

スーパーに、皮付きのとうもろこしが並ぶ季節です。

とうもろこしの旬は夏から初秋です。6月~9月に収穫されます。収穫の時点からみるみると糖分がデンプン質に変化するので甘みが激減していきます。なので、取れたその瞬間が食べごろです。

最近のとうもろこしは、実が軟らかく甘みが強いので「生」で食えます。私が以前、働いていた店でも6月7月になると、「コーンの刺身」という一品料理でおすすめメニューに入れてました。塩だけをつけて食べる、シャキシャキした歯ごたえの瑞々しい一品です。

生でも旨いですが、やっぱり茹でた方が甘みが増し、生とは比べ物にならないおいしさになります。

そのおいしい茹で方とは…

「皮付きのまま水から茹で、沸騰後3~5分グラグラと茹でる」

です。

この方法を用いて茹でると、あなたは実がプクッとふっくらとなったジューシーで甘~いとうもろこしが食えます。

それは、なぜか?

皮付きで茹でると旨味が逃げません。皮の中のヒゲ(絹糸)に色素があり、鮮やかな黄色を出してくれます。

そして、水から茹でることで実の膜が水をしっかり取り込むのでジューシーになるからです。

茹でる時の水に塩は入れません。茹で上がった後に皮をむしりとって塩水を表面にベチャベチャと塗りたくります。塩水を塗るととうもろこしの実がシワシワになりにくくなります

それに、塩を茹でる時の水に入れると、とうもろこしにある程度の塩味つけるのに大量に必要となります。塩水なら少量で済みますからね。

では、もっと詳しい、「とうもろこしのおいしい茹で方」を説明します。

【材料】
皮付きとうもろこし…1本

【塩水】
水…50cc
塩…2g

 

1.とうもろこしの根元を切り落とします。

できるだけ短くして鍋に入れやすくします

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2.先の方の葉をむしり取ります。

外側の方を3~4枚剥き取ります。

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3.大きめの鍋にとうもろこしを入れ、かぶるくらいのたっぷりの水を入れます。

沸騰してから3~5分茹でます。

時々、菜箸で回し、均等に茹で上がるようにします。

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4.とうもろこしをゆでている間に、ボウルに塩水を作ります。

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5.茹で上がったら、1~2分置いて荒熱を取ります。

皮が冷めて剥きやすなります。

皮を全部剥き取ります。ヒゲ(絹糸)も取ります。

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6.塩水を表面に塗ります。

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7.熱いうちに食って下さい!

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この方法で茹でると、とうもろこしを噛んだ瞬間に、甘~い汁が「プチュプチュプチュ」っと、出てきます。

スイートでジューシーなとうもろこしが食えます。

是非!試してみて下さい。

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【著者】 佐藤 周生 【発行周期】 週3回発行(火・木・土)

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