【書評】なぜ世界最大級の駅「新宿」攻略本がビジネスにも役立つか

2016.04.26
by NozomiK
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ギネスブックに「最も混んでいる駅」として登録され、4月4日に新たな交通ターミナル「バスタ新宿」が開業したことで、いっそう賑わいを見せる新宿駅。そんな世界最大級の駅の「攻略本」が『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で紹介されています。ただの雑学書ではなく、ビジネスに役立つヒントも書かれているそうですよ。

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新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか』 田村圭介、上原大介・著 SBクリエイティブ

こんにちは、土井英司です。

本日は、紀伊国屋書店新宿本店で新書1位となった注目のタイトルをご紹介します。タイトルは、『新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか』。

ギネスブックに「Busiest Station」(最も混んでいる駅)として認定されている新宿駅は、2007年のピーク時で1日364万人、2014年の数字でも352万人が乗降する、世界最大級の駅。

本書は、その新宿駅の歴史と大勢の乗降客をさばく仕組み、新宿駅攻略法について書かれています。

著者は、横浜港大さん橋国際客船ターミナルの設計・監理を担当した一級建築士の田村圭介さんと、新宿駅をゲーム化した大ヒットアプリ「新宿ダンジョン」の制作者・上原大介さんです。

正直言うと雑学本ですが、ビジネスパーソンが経済を見る目を養うのによい刺激になる内容だと思っています。

江戸城を守ったT字路の役割、尾根道を利用して作られた旧甲州街道、尾根によって分かれる生活文化圏、内藤新宿を繁栄に導いた浅草商人たちの思惑、新宿形成の元となった、ル・コルビュジェの近代都市計画思想…。

新宿駅について学ぶうちに、自然と都市建設やそれに伴うビジネスチャンスが見えてきます。

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