近年、訪日外国人の数は増加をたどっていますが、それに合わせて観光地の飲食店では観光客の言語に対するストレスを軽減する目的で英語メニューを制作する店が増えてきました。「英語メニュー対応」のお店であるかどうかをわかりやすくするために、店先に貼れるステッカーがあちこちで配布されているようです。
訪日外国人の増加に伴い、身近に感じる国際化
いよいよ春、到来。
お花見シーズンももうすぐですね。
ここ数年で訪日外国人観光客の数が増加傾向を見せていますが、きっと今年の桜のシーズンには、数多くの外国人観光客が日本を訪れることになるでしょう。
そんな外国人観光客のために、実は、全国各地で「おもてなし」の心が形になりはじめているのを知っていますでしょうか?
そこで今回は海外留学のEFの記事より、おもてなしの思いが込められた全国各地の「ステッカー」について紹介します。
…と、その前に!
海外留学のEFが行った調査を紹介します。
2016年2月に「あなたが身近に感じる国際化とは?」という質問をオンライン上で呼びかけたところ、以下の結果になりました。
街角で外国人をよく見かけるようになった 45%
英語を勉強しはじめる人間が周りに増えた 23%
飲食店で英語表記を目にする機会が増えた 22%
その他 10%
驚くべき点は、外国人の方を良く見かけるようになったことで、実は英語学習者も増えているという点です。
日本に外国人の方がどんどん増えてくれば、もしかすると、日本人の英語力は自然と上がるかもしれませんね!
「英語メニューあります」「外国客歓迎」ステッカー
さて、本題の英語ステッカーの話題に移ります。
現在、観光地や都心部の飲食店では、外国人観光客をもてなそうと「英語メニュー」の制作に励んでいるようです。
ただ、せっかく作った英語メニューも置いてあるかどうかについては入店してからでなければ分からないことがネックになっていました。
そこで、飲食店だけではなく、商工会議所や学生ボランティアたちが「英語メニューあります!」「外国客歓迎!」といったステッカーを作成し、飲食店へ配布活動をはじめています。
例えば、奈良県の奈良市中心市街地活性化協議会が作成したのは、鹿をデザインしたステッカー。
奈良県のシンボルともいうべき鹿のデザインと「English Menu Available」という言葉で、外国人の方を惹きつけます。
また東京・渋谷では、「海外留学のEF」のプラグラムを使って 留学から帰国した学生たちが集う学生団体「EFアンバサダー」のボランティア活動によって、ピンクのスマイルステッカーが渋谷のセンター街の飲食店などに配布されています。
また、札幌市や他の自治体でも取り組みが始まっているようですよ。
今回紹介した「英語メニュー・ステッカー」は、たかがステッカーかもしれませんが、外国人観光客の不安を解消する、とっても温かいおもてなしの1つです。
全国各地で、おもてなしの輪が広がることに期待したいですね!
記事提供:海外留学のEF