名作ゲームの世界観を食卓で表現する、勇者の食卓のお時間です。前回はお酒のおつまみをドラクエモンスターで作ってくれた嫁ちゃん。可愛らしいモンスターお料理で飲むお酒は格別でした。まさに酒場に行った気分です。さて、本日はどんなモンスターが食卓に並ぶのでしょう？
お花見に行きたいね。可愛いあいつらと
厳しい冬もようやく終わり、暖かく伸びやかな春がやってきました。勇者（筆者）は毎年この季節になると、「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」にて妖精の世界を救ったお話を思い出します。純真な心を持った子供にしか見られないという妖精。そんな妖精に助けを求められ、彼女たちの世界を救った少年時代の記憶です。
戦いの末、春を取り戻すという「春風のフルート」を取り返し、無事に妖精界を救って帰って来るのですが、妖精の存在が見えない大人たちにとっては、少年の空想のお話だと微笑むだけ。しかしそれは夢ではなく、少年は間違いなくもう一つの世界で大冒険を繰り広げたのです。それはその日のはるか後、十数年後に証明されることとなります。
…ご存知の方も多いと思いますが、こんなハートフルストーリーの後にとんでもない鬱展開の連続が押し寄せてきて、絶望の連続を味わうことになるわけです。堀井雄二は鬼か悪魔か！しかし、親子３世代に渡るスペクタクルを描いたドラクエ５はとにかく名作なので、未プレイの方はぜひプレイしてみてください。
さて、いつにもまして前置きが長くなってしまいましたが、今回はそんな「春」に関するお料理です。
ある日の勇者の食卓、そこにはモンスターたちが登場するプレートが登場しました。スライムっぽいおにぎりに、なぞの丸いおにぎりに、触覚の生えたコロッケ？？ 何だこいつら？？？
嫁ちゃんにおしながきを見せてもらったところ、３連のスライムは、スライムタワーの転生モンスター「ももいろ三姉妹」であるとのこと。下から「梅」「鮭」「たらこ」だそうですよ。
まんまるの子は「おむつっこり」。ああ、確かに居ましたこんなの。言われてみれば確かに再現度高めです。
問題はこの生き物の正体です。あっれ〜？こんなモンスター居ましたっけ？ 首を捻らせていると、嫁ちゃんが「ケダモン！ケダモンのメンチカツだよ」と。
嫁ちゃんいわく「お花見プレート」とのこと。せっかくなので、子供を連れてお外で食したいところでしたが、お天気にフラれてしまったので、リビングで頂きましたよ。
子供「これは…何なのだろう？」
と、若干神妙な顔持ちの勇者の娘（３歳）。これからそれらが君の腹に収まります。大丈夫食べ物です。
いざ食そうとした時にトラブル発生。嫁ちゃんの会心の一撃により、スライムの頭が盛大に崩れ落ちました。箸で持とうとしたのが過ちであったようです。
娘のところに運ばれたスライムは瀕死の状態。さぁ、娘よ。トドメを入れるのだ。…最後の一撃は切ない（別ゲーム）。
嫁ちゃんのドラクエメシ
「春のお花見やピクニックのお供に最高なレシピ♪ 〜春のモンスタープレート〜」
【材料】
［顔のパーツや飾り用］
ブロッコリー（茎も使います）１株
人参 1/4個くらい
プチトマト
マヨネーズ 少量
粒胡椒をひいたもの 少量
らっきょう ２粒くらい
カニカマ １本
焼き海苔 少量
桜でんぶ 少量
［ケダモン メンチカツ（３〜４体分）］
キャベツ（粗みじん切り） 100g
玉ねぎ（みじん切り） 1/2個
ひき肉 250g
卵 １個
パン粉 大さじ２
塩胡椒
A.コンソメ 小さじ１
A.お湯 大さじ２
（衣用）
卵 １個
小麦粉 40g
水 大さじ３
パン粉 適量
［おむつっこり おにぎり（２個）］
ごはん お茶碗に１杯強くらい
青のり 少量
塩 少々
B.卵 ３個
B.白だし 大さじ２
B.水 大さじ２
［ももいろ三姉妹 おにぎり］
ごはん お茶碗に一杯半くらい
しゃけ 少量
たらこ 少量
梅干し １個
■よくできたところ
今回のテーマは「お花見」です！ なので、お弁当に出来そうなレシピを考えてみました。冷めても美味しく食べられるようにと、食紅には頼らず、食材の自然の色合いのみで奮闘！ また、おにぎりの顔パーツにらっきょうをチョイスした所が自分の中では大絶賛されています…！（かぶや大根の浅漬けでもいいよね！）塩っけおにぎりにスライスチーズはないです！断固！
■苦労したところ
1番苦労したのは作る過程ではなくレシピ作り。手を込みすぎると美味しそうな所からどんどん離れていってしまいそうだったので、過度の装飾がなさそうなキャラチョイス（色合いも含めて自然なもの）と食材の兼ね合いを考えて頭を悩ませました。ドラクエ10の公式ガイドブックのモンスター欄との睨めっこは、今回が群を抜いての最長記録かと…！
■失敗したところ
たらこおにぎり…かなぁ。時間経過でボロっとなりやすいみたい。繋ぎにマヨネーズとか混ぜたらよかったかもです。
■改善点
たらマヨも美味しそうだなぁ…。
■自分の評価
これはお外に持って出かけたくなりますね！可愛く、そして美味しく出来ました♪ 皆さんもお花見のお供にいかがでしょうか〜？
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