2015年、日本で11社のCMに起用されたローラさん。明るいキャラクターと、洗練されたプロポーションでモデル、タレントとして日本の芸能界で大活躍している。そんなローラさんが、人気映画シリーズ「バイオハザード(Resident Evil: The Final Chapter)」(2017年1月公開予定)に出演し、ハリウッドデビューを果たした。南アフリカでの撮影を終えたローラさんに、お話を伺った。 (聞き手・高橋克明)
ハリウッド映画デビュー果たす
ー「バイオハザード」の撮影お疲れさまでした。最初にこのお話がきた時はどういったお気持ちでしたか。
ローラ すっごいうれしかった!
ちょ~ど(事務所の)社長さんと「戦う感じのハリウッド映画に出たいねー」なんて話をしてたタイミングだったんで、社長さんと目が合って目が点になっちゃって(笑)。
しかも撮影期間が、ちょうどオフで海外に行く予定を立ててた時と重なって。
なんか、撮影もいいタイミングで南アフリカにロケ行ってできたし、も~一瞬で起きた楽しい出来事だった。
あははは♡
ーまるで運命的なお仕事ですね。
ローラ いきなり始まったステキな経験だった!
初めての映画だったし、しかも女優さん(のお仕事)もやりたいと思ってたし。
それにそこで出会った俳優さん、女優さんたちもみんな多国籍の人で、友達もたくさんできたし、みんなすごく仲良くなって、撮影の後も一緒にごはん食べに行ったりとか、週末はみんなで動物園に行ったりとか。
ーすごく楽しそうな現場ですねー。
ローラ あはははは♡ ありがとぉ! すごいいい経験だった!
ー日本の芸能活動の時とはお気持ちも違いましたか。
ローラ うーんと(熟考)……違った!(笑)
やっぱりコミュニケーションとかも変わってくるし、向こうではみんなアメリカンジョークの嵐だった!
あはは♡
ローラもそこで覚えたこといっぱいあったし、すっごい勉強になった。
あとはなんだろなぁ~、日本では、毎日たくさん笑って、モデルのお仕事だったり、テレビのお仕事だったり、それもすごく楽しいけど、でも、やっぱり映画の仕事は全然空気が違うし、雰囲気も違うし、なんか、ドキドキ感がすごいあった。
ーローラさんでも緊張されるんですか。
ローラ 緊張のドキドキじゃなくて、楽しみのドキドキ~♡
ーあ(笑)。なるほど。
ローラ 緊張は全然しなかったの。
もう毎日が「楽しい~っ♡」っていう気持ちしか残らなかった。
ふふふ。
ー今までもハリウッド映画への憧れみたいなものはあったんですか。
ローラ うん!
あった!
映画館に行くと、やっぱり「アタシが今、このスクリーンに出てたら」とか考えることもあったし。
ー実際の撮影現場で一番印象に残ったことはなんでしょう。
ローラ えっと、ゾンビさんたちと毎回ランチしたことー。
ーえ?
ローラ ランチタイムは(スタッフ)みんなと食べるんだけど、現場にはリアルゾンビさんがいっぱいいて、なんか、みんな、ゾンビメイクをしたまま食べるからその光景がすごい面白かったぁ(笑)。
ゾンビがみーんな1列に並んで、ランチを一人一人こうやって持って食べてるの。
ふふふ。
ーなるほど(笑)。主役のミラ・ジョボビッチさんとはすごく仲良くなったと聞きました。
ローラ うん!
もうね、ファミリーな感じだった!
メイクルームも一緒で、ずっと話してた。
ミラさんはカタツムリのパックが好きで、日本に来ると必ず買っていくんだって。
だから、ローラは、それをプレゼントして…。
ーカタツムリのパッ…?
ローラ
うん、韓国からきたカタツムリの成分入りのシートパックが日本でも流行ってて、すごくうるおう感じなの。
だからローラが買ってきてあげたら、すごく喜んでくれて。
そうそう、あとはミラさんはずっとラーメンの話してた!
ーお好きなんですか。
ローラ もうクレイジーなくらい好きなんだって!
ーミラ・ジョボビッチがクレイジーなくらいのラーメン好き。(笑)
ローラ そうなの(笑)。
あははは♡
逆に「東京のここのラーメン屋がおいしいわよ」アタシがとか教えてもらってたくらい。
あとクレア(・レッドフィールド)役のアリー(・ラーター)さんもお料理好きで、いっぱいお料理の話したー。
監督さんも明るくてすごいハッピーな人で、撮影が終わった後は、ミラさんと監督さんとお手紙までくれて。
最初のハリウッド経験がそれだけ素晴らしいと、またお仕事で行きたくなりますね。
ローラ うん、出たーい♡
ー今後は日本の芸能活動と平行して、両国で活躍されるのが理想でしょうか。
ローラ そこは大事なところだなぁって思っていて。
今まで10年くらい日本で頑張ってきたから、そのままずるずる引きずられないで、2016年はシッカリ、やりたいことにフォーカスしたいなぁって思って。
今回をきっかけに、すごく映画のお仕事の楽しさも分かったし、自分の中でエンジンもかかったし、いつまでも夢を追いかけるのが大好きだから、来年はちょっと寂しいけど、海外に行ってしっかりレッスンを受けてシッカリしたベースをつくりたいなっていう気持ちがあって。
集中して、できるところまで頑張っていく年にしたいなって思ってる。
ー今回の「バイオハザード」は転機になるお仕事だったんですね。
ローラ 自分が経験したことない新しい世界を見ることができたし、新しい楽しみを知った。
だから…なんていうんだろう…今までのお仕事も好きだけど、また違った大好きなお仕事を知れたから、もっともっと頑張りたいなって気持ちが強くなった!
うん。
ーなるほど。ローラさんはニューヨークという街にどのような印象を持たれてますか。
ローラ 大好き! 雰囲気もステキだし、行けば行くほど好きになる街!
ー必ず行かれる場所はありますか。
ローラ (ザ・)ルドローホテルが好きでよく泊まるし、あとはね、いつもシェイクシャックは必ず寄ってた。
あ、そうだ!
最近、日本にもシェイクシャック出来たんだよ!
ー日本でも行かれましたか。
ローラ 行ってない。
だってすごい混んでるんだもん。(真顔)
ーあはは。それでは最後にニューヨークに住む日本人にメッセージをお願いします。
ローラ ニューヨークに住んでる皆さんへ。
ニューヨークはどうですか?
私より何百倍も詳しいと思いますが、私はニューヨークへ行くたびニューヨークが大好きになるの!
そして、みんなにもし大きな夢があったら、ローラもおっきな夢があるし、一緒に叶(かな)うといいなぁ~!!
あはははは♡
本作でローラさんが演じるのは、主人公のアリス(ミラ・ジョボビッチ)と共に、巨大企業とアンデッドたちと戦う女戦士のコバルトという重要な役どころ。
製作サイドも「彼女は驚くべき美ぼうと人をひきつける強烈な個性、意志を持った女性。今回のコバルト役も彼女が適役でした」と期待を寄せている。
★インタビューの舞台裏★→http://ameblo.jp/matenrounikki/entry-12111393506.html
ローラ 職業:モデル・女優16歳でモデルデビュー。ハーフモデルとして独自のアイデンティティーを持ち、その愛くるしいキャラクターと個性あふれるスタイルで国内外を問わず活躍。あらゆるファッション誌のカヴァーを飾り、さまざまな表情でファンを楽しませている。最近では米映画製作プロデユーサーの目にとまり、映画「バイオハザードⅥ:ザ・ファイナル」(2017年1月公開)の女戦士役に大抜擢。ハリウッド映画デビューが決まった。また、自身のファッションセンス・セルフプロデュースも業界から評価が高く、今後の動向がさらに注目される女性である。公式サイト:rolaofficial.com
(2016年1月1日号掲載)
『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』
著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」「ニューヨーク ビズ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事「ガチ!」を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
≪無料サンプルはこちら≫