世界で最も若い19歳の億万長者
また、Telegraph誌は3月3日、世界で最も若い19歳の億万長者について報道しました。
彼女の名はアレクサンドラ・アンデルセンさん。
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シリコンバレーの人間でもなく、ハリウッドの女優でもありません。
ノルウェーの馬の調教師で、10億ドル(約1136億円)資産の保持者として、1476位にランクインしました。
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スカンジナビア地方では、他の国よりも早い年齢で家族経営のビジネスに関わり始める習慣があり、同時に財産も譲渡されます。
彼女の20歳になるお姉さんも世界で二番目に若い億万長者としてランクインしており、世界で三番目の若年億万長者も22歳のノルウェー人です。
たった20歳前後で大金を手にするなんて、うらやましい話に聞こえますが、若いからこそ気を配らなければならないこともあるようです。
「人と仲良くなる前に、まずよく相手の人間性を理解しなくてはいけません。場合によっては、その人たちが私自身ではなく、私の財産しか目に映らなくなる可能性があるからです。名前が資産を持つ人間として世間に知られている分、社会からの期待に答えることも、簡単なことではありません」
姉妹は、地元オスロで勉強し、引き継いだ財産を不動産運用やヘッジファンドにもうまく活用してきました。
投資会社を経営する彼女たちのお父さんは、娘たちには跡を継ぐ事を強要せず、彼女たちの選択を尊重したいと話しています。
また、良い車を買っても良いが、中古車しか買ってはいけないというルールを守らせているようです。
億万長者の持つ資産の数字を見ると、「お金持ち」というフィルターで彼らを見てしまいがちですが、その数字の背景には、人並み以上の努力や他の人が背負う事のない苦労もあるのかもしれませんね。
image by: Instagram ( alexandraandresen )
source by The World’s Billionaires/ theguardian/ The telegraph
文/長塚香織