巷には驚くほど安い食材・食事があふれています。つい手にとってしまいがちですが…、忘れないでください、自分の体は自分が食べたものでできていることを。現役の医師でシニア野菜ソムリエでもあるメグ先生はご自身のメルマガの中で、口にしないほうがいい食品添加物や食事、そして是非子供たちに食べさせたいランチプレートなどを紹介しています。食事のこと、きちんと考えてみる機会にしてみてはいかがでしょうか。
口にしたくない食品添加物と子供に食べさせたい食事
農業県であれば地産地消が当たり前と考えるのは早合点です。
5月の連休、秋田県のミドルクラスのホテルに宿泊。朝食は東京とあまり変わらないなあ。一見ヘルシーに見えてもピットフォールあり。
まずは魚。サバと鮭(例にもれずミニカット)、こちらは食べればわかる輸入品。
ほうれん草のゴマ和え、切干大根。これも東京とかわらない味。ということは輸入の乾燥野菜や冷凍ほうれん草使用している可能性大。食べれば解りますよ。冷凍ほうれん草はすでに茹でてカットしてあるので、時間もコストも大幅カットです。
納豆や味噌は地元で製造しているとしても、大豆は輸入品。漬物は化学調味料たっぷりの味。
かなり残念だったのが野菜サラダ。かろうじてリーフレタスは地元産らしく新鮮。ミニトマトはヘタの部分の状態から時間経過が推察されました。ブロッコリーは輸入冷凍モノ。しかも解凍しただけの、少々固めでマズイ。つまり調理用冷凍ブロッコリーなのですよ。トウモロコシも冷凍もの。
お米だけがほっとする味でした。腐っても?? 米どころ秋田です。
こちらの写真は地元食材100%使用のお店のランチプレート。子供たちにはこういう食事を食べさせましょうね。とても美味しいかったですよ。秋田県横手市紅玉さん。
この本、コンビニ弁当などの栄養価をチェックした結果が掲載されています。以前『食と農』という雑誌にも一部掲載されていましたが、この書にはさらに詳細な分析結果が。
ビタミン、ミネラルがかなり少ない。本の後半には食事が原因で体調をくずし、どのような医薬品でも改善しなかったけれど、食事療法で完治した例、すなわちたべているつもりで食べたことにならない現代食の事情……新型栄養失調の症例があげられていました。加工品、冷凍品の多用により製造過程、貯蔵過程で失われた食材ばかりのメニュー。日本にはなんと多いことでしょう。ホテルなどはコスト管理についてはかなり厳しい様です。
豊かそうに見えて身体は豊かになっていないなんて……。
30品目とかバランスという言葉に騙されてはいけません。カルシウムは必要量の半分くらい、鉄、亜鉛は6割くらいの摂取です。
ほかのメーカーの「低カロリー」を謳ったお弁当は、ビタミン・ミネラルが3割くらいしか含まれておらず……絶句してしまいます。血糖値はコントロールできても体調はすぐれないし、骨折しやすいし、認知症にも……。
重要なのは加工食品に多用される「リン酸塩」。変色防止、鮮度保持、乾燥防止、結着力向上、保水性増加……ありとあらゆる添加物として使用されています。こちらがミネラルと結合して吸収されにくい形になり体外に排泄されてしまう、とのことです。
子供たちには手づくりを食べさせないと。食育すべきは保護者ですね。