男性の死因で最も多い病気「肺がん」なりやすい人の特徴は?

2016.02.09
by Mocosuku
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肺がんは、近年患者数が増加しており、女性よりも男性がかかりやすいといわれています。

肺がんの日本における「患者数」は、男性では胃がんに次いで2位ですが、「死亡者数」で見た場合、男性では1位となっています。

ここでは「肺がん」について簡単に説明します。

肺がんになりやすい人は?

肺がんの発症リスクとしては、女性よりも男性の方が、若年者よりも高齢者の方が患者数は多いという特徴があります。

しかし最も重要なのは、喫煙歴です。喫煙者は非喫煙者と比べて、男性では4.5倍、女性でも3倍のリスクがあります。

また肺を汚してしまう原因としては、アスベストや排気ガスなどがあり、近年注目されているPM2.5も肺がんの原因になることが分かってきました。

肺がんはどんな病気?

肺の最も重要な働きは、外の空気から酸素を取り込み、炭酸ガス(二酸化炭素)を外へ送り出すことです。

酸素は、気管を通り、左右の肺に分かれます。そのあとさらに気管支に入り、最後には肺胞にたどり着き、酸素と二酸化炭素の交換を行います。

肺がんは、このような肺の気管、気管支、肺胞の一部の細胞などががん化したものです。

肺がんの症状とは?

肺がんの症状は、千差万別です。

初期症状は、肺の入り口である“肺門部”というところにがんが出来ると、咳や痰が増えます。

しかしこれはどのような呼吸器の病気でもみられる症状ですので、これだけで肺がんに気付くことはまずありません。

この状態が進行すると、気管支(口から肺に続く空気の通り道)が狭くなり、喘息のようなヒューヒューという音が聞こえるようになります。

さらに進行すると、肺の一部が機能しなくなり(無気肺)、空気の入替が上手く行われなくなるため呼吸器や、いわゆる肺炎など肺へ感染症を起こしやすくなります。

肺がんの死亡率 を軽減させる治療方法

肺がんの治療はその進行度やがんの出来方により違いがあります。

ごく初期でがんの拡がりが限定されている場合は、外科手術でがん細胞とその周りの組織を切除するのが一般的です。

少し進行度が高くなると、外科手術の他に化学療法や放射線療法といった別の治療方法を組み合わせて行うことになります。

さらに進行している場合は手術は行わず、化学療法と放射線療法を行う他、痛みや他の苦痛を軽減するような“生活の質の向上”を目的とした治療が優先されることもあります。

肺がんは再発しやすい

肺がんは別の臓器への転移や、一度治ったように見えても再発することが多いがんです。化学療法1つをとっても、2つ以上のお薬を組み合わせたり、いくつかの治療法を組み合わせて行うのが一般的です。

今の自分の状態がどうなのか、治療の目的は何か、治療を受けるとどうなるかなど、主治医と十分に相談しながら、治療方法を選択する必要があります。

執筆: Mocosuku編集部

 

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