あのニオイ、男も女も気づいてる!! 人に聞けないデリケートゾーンの悩みを調査

2015.05.01
by まつさん。
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MAG2 NEWS編集部が読者の悩み事を調査する人気シリーズ。今回のオンナのホンネはまさに人には言いにくいデリケートなご相談が届きました。

この前、3年ぶりに彼氏ができました。それで先日、彼の家へ行った時にそういう雰囲気になったんですが結局最後までできませんでした…。というのも、ふと自分のデリケートゾーンのにおいが気になっていることを思い出してしまったのが原因で…。こういう事って女同士でもなかなか話せる話題でもなく、かといって病院に行くのも気が引けるのですが、女性の皆さんは自分のデリケートゾーンの悩みって普通に持っているものでしょうか??

(にゃん太郎さん 26歳)

「そうですね~、私の場合は…」と軽くコメントできないこの話題、実は気になっている人も多いのではないでしょうか?夏になるとさらにムレからくるニオイも気になりやすい箇所ですし、電車広告を見ていっそ脱毛したらスッキリするかな!?なんて思っている人もいるかも。ということで今回は『デリケートゾーンのニオイ』についての女性のリアルなお話をお届け!

デリケートゾーンの悩みは女性の9割が経験済み

「これまでに、デリケートゾーンについて、悩んだことや気になったことはありますか?」という調査に対して、何と92%の女性が「ある」と回答。

「デリケートゾーンのケア」に関する意識調査

出典元:ユニ・チャーム(株)

しかしながら、それを周りに相談したことがある人はわずか21%にとどまる結果に。女性の大多数が悩んでいるにもかかわらず、やはり人には相談しにくい悩みのようです。

「デリケートゾーンのケア」に関する意識調査

出典元:ユニ・チャーム(株)

デリケートゾーンに対する悩みの種については、1位「かゆみ」2位「におい」3位「おりもの」4位「ムレ」5位「かぶれ」という結果に。

「デリケートゾーンのケア」に関する意識調査

出典元:ユニ・チャーム(株)

複数の調査結果を見ても、「かゆみ」「におい」「おりもの」が上位を占めており、女性共通の悩みと言えます。

そのニオイ、男性も気づいています

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女性が感じているのと同じくらい、男性も女性のデリケートゾーンのニオイには敏感。ある調査では約7割の男性が「女性のデリケートゾーンのにおいが気になったことがある」と回答しました。女性に直接言いにくいけれど、実はにおいを気にしている男性はかなり多いよう。

【男性の意見】
「腐った魚のにおいがする」
「チーズみたいなニオイがしてビックリしたことがある」
「生理的に受け付けない嫌なにおいがする」

なかなか辛辣なコメントがそろっていますが、確かにデリケートゾーン特有のニオイは女性にとってもイヤーなニオイ、まして生理時期となればそのニオイもなおのこと。ということで相談者のにゃん太郎さん、女性はみんな同じ悩みを抱えているのでご安心を。問題はどうやって対処するか…ということです。

興味はあるけど手を出せないケア商品

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女性も男性も気にしているデリケートゾーンのにおいケア、女性の皆さんはどのように対処しているのでしょうか?「デリケートゾーンのケアでやっていること」という質問に対しては、上位2位が「よく洗う」という結果に。エチケットとしてデリケートゾーンのケアをしたいと考えている人が多い一方で、自分でケアできるのは「よく洗う」ことだけという考え方の女性も多いようです。

1位 入浴時によく洗う・・・53.91%
2位 入浴時に専用の石鹸でよく洗う・・・15.22%
3位 何もしない・・・10.43%
4位 その他・・・7.83%

また、デリケートケア商品を使ったことがある人の割合は、過去使っていた人も含めて50%強。使用したことはないけれど興味はあるという人は41%ということで、使ってみたものの結局何を使ったらいいかわからず継続使用できなかったり、そもそも手が出せなかったりする人が多くみられました。

あなたはデリケートケア商品を使用したことがありますか。

株式会社薬事法ドットコム

正しいケアの方法は?

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デリケートゾーンと言われている通り、女性の陰部は角質層が非常に薄く、小さな刺激にも敏感に反応しやすい部分。さらに下着でぴったり覆われていたり、生理中は経血でベタついているため湿度も高い。その結果として雑菌が繁殖してかゆみが起こったり、ニキビのような症状がでることも。
また、デリケートゾーンは構造が非常に複雑なため、垢などが残りやすく、これらがニオイを含む様々な症状の原因となります。女性の身体の中でも特に敏感でお手入れのしにくいデリケートゾーンは、女性が一番気にすべき箇所の一つともいえます。海外ではデリケートゾーンのケアは当たり前とも言われています。

デリケートゾーンのケアは専用のものを使って

敏感なデリケートゾーンにボディ用ソープは刺激が強すぎるため避けるのがオススメです。膣環境を保つ善玉菌まで殺菌してしまう可能性があります。洗う際には、原液が直接肌に当たらないようによく泡立て、手前から後ろに向かって洗い、こすりすぎないように注意しましょう。

かゆみには通気性を確保して

かゆみの原因としては、デリケートゾーンが清潔でなかったことによるものから細菌が原因のものまで。もっとも重要なのは、陰部を正しく洗い、通気性の良い下着を身につけて通気性を確保すること。あまりにかゆみがひどい場合は抗ヒスタミン剤や副腎皮質ホルモン剤などの抗炎症剤を使いましょう。

VIOラインの処理も候補の一つに

アンダーヘアもデリケートゾーンのムレやかゆみを起こす原因のひとつ。経血やおりものが毛に絡んで取れにくくなることでかゆみやかぶれ、ニオイの原因となります。VIOラインをケアすることで生理中のイヤな気分からも解放されることも。

年齢とともに起こりやすい乾燥には保湿剤をプラスして

デリケートゾーンはムレやすいといいつつも、女性ホルモンの分泌が低下する40代以降は腟の乾燥・萎縮が起こりやすくなります。特に更年期障害などで多くみられる症状です。本来女性の膣粘膜は適度に潤い弱酸性に保たれているべき場所。弱酸性に保たれていることで、感染の原因となる菌の繁殖を防いでくれています。デリケートゾーンが乾燥すると、この自浄作用が働かなくなってしまうため、菌が繁殖しやすい環境に。こうならない為にも普段からデリケートゾーンを清潔に保ち、なおかつ顔に化粧水をつけるように、デリケートゾーンにも専用保湿剤をプラスしてあげましょう。

ニオイとかゆみが強い場合は病院の受診を

デリケートゾーンのニオイがきついだけでなく、強い痒みやおりものの量・色などがいつもと違うと感じた場合は病院の受診も考えるべき。性感染症などの疑いがあります。また、性感染症は女性ひとりだけの問題ではありません。症状が起こった時期に性交渉を行っていた場合はパートナーも一緒に受診するのが最良です。

(まぐまぐ編集部/まつこ)

出典:ユニ・チャーム(株)
出典:株式会社薬事法ドットコム
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