先日、ホリエモンこと堀江貴文氏による「家事代行サービス」に関するツイートが大きな話題となりました。そのツイートがこちら。
馬鹿だからでしょ RT @kazu_fujisawa: 共働き夫婦の家事の分担の問題がたびたび話題になるが、そんなもん月に2万円も払えば業者が全部やってくれるのに、なんで押し付けあってるのか理解に苦しむ。
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2015, 1月 30
とあるブロガーの意見に対して、ホリエモンが「家事代行を使わない奴は馬鹿」と応じたことで、ツイッター上で様々な意見が飛び交う状況となりました。では実際にこの家事代行サービスってどんなのがあるのでしょうか? 実はけっこう大手企業が参戦するほど注目度の高いサービスに急成長しているんです。
生活を変える家事代行サービス
現在、大手企業がこぞって新規参入している事業の一つとして「家事代行サービス」があります。
先ず有名なところでは、2008年から家事代行サービスを始めた「カジタク」です。ご存知の通り、2011年にイオン系列に買収されてからは、イオンの店舗でも家事代行サービスを購入することができるようになりました。
次に、日用雑貨や住宅設備を扱うホームセンターでも、家事代行サービス会社との提携が始まっています。
例えば、鹿児島県の「ホームセンターきたやま」では、家事代行を担う「芙蓉商事」と組んで、家事代行サービスを店舗で販売することにしました。販売の仕方としては、外見を箱型パッケージにして棚に陳列し、その箱を顧客が手にとってレジに持っていく形式です。
そして更に、家事代行サービスの新しい動きを紹介しましょう。
1社目は「パナソニック」です。
家電大手のパナソニックは2015年2月に家事代行を担う子会社の設立方針を公表しました。これは掃除だけでなく、照明器具の交換や水漏れ対応なども対象にしています。
もともと各地域に顧客と繋がりのある電気屋さんが多くありますので、そのような街の電気屋さんの新しい収益源としても期待できます。
そして、家電の修理や家のトラブルなどの解決を通じて、電気屋さんと地域の顧客との繋がりは強化され、新製品の買い替え時にはパナソニック製品を選ぶことにも繋がることでしょう。
2社目は「中部電力」です。
中部電力は、中堅住宅メーカーのサンヨーホームズと共同で家事代行サービスの子会社を立ち上げました。こちらは家庭内の掃除だけでなく、家電製品の掃除、また料理なども対象になっています。電力会社として既にある顧客とのチャネルを活かし、顧客の生活全般を支援するサービスです。
顧客としては、家の電気周り全般を知っている専門家にお任せできるという点で安心感があります。
最後に、海外では次のような大手企業が取り組んでいます。
それは、米国のアマゾンです。
米国のアマゾンは家事代行サービスとして、2015年3月に「Amazon Home Services」を立ち上げました。
このサービスは、掃除や家電製品の修理だけでなく、ヨガ教室や動物の世話などもサービス対象に含まれており、またアマゾンの品質保証サービスによって、品質に満足できなければ返金請求もできます。
そのため非常に魅力的な内容になっており、やがて日本へも入ってくる可能性があります。
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