【いじめ問題】卒業を待てずに自殺する生徒を救うためにできること

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あともう少しで新年度です。卒業をして新しい道に進むお子様、クラス替えがおこなわれ新しいクラスメートと過ごすこ最近、中高生の自殺が相次いでいます。それぞれの生徒の自殺原因は不明ですが、中には「いじめ」による自殺もあったと思われます。無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』では、卒業や新学期が近いこの時期にいじめ問題を先送りしようとする両親や学校に「早期の解決を」と訴えています。

今やるべきことを

今年に入って、子供たちの自殺が続いています。愛知県では、いずれも中学3年生の生徒が3人。三重県でも中学3年生が1人と高校1年生が、そして大阪でも高校2年生が、埼玉でも高校2年生が自殺してしまいました。事件の真相は、まだ報道されていませんが、中学3年生は、あと2ヶ月ほどで卒業式を迎えられたのにと思うと、残念でなりません。

さて、新年を迎えてから3月の学年末までのこの期間、受験、卒業、終業式から新学期への準備などがあり、学校はとても忙しい時期になります。そのため、いじめ問題が起こっても、対応が消極的で、引き伸ばし工作をされて、後回しになってしまったりします。一方、保護者側も、もう少し我慢すればと思ったり、学校も忙しくて相手をしてくれないだろうからと、遠慮がちになる場合が少なくありません。

しかし、ここで考えていただきたいのです。卒業式を待てずに自殺してしまう生徒もいるのです。後で後悔をしても始まりません。まずは、問題解決に向けて、一歩を進めることが大事ではないでしょうか。たとえ、学校の対応が消極的であったとしても、話し合いを続けることが必要だと思います。今の環境での解決が難しくても、クラスを分けるなどして、新年度の環境を整えることは出来るはずです。そうしたことは、今だからこそ出来る話であり、これが、新年度を迎えた後になると、クラス替えなどは次の学年になるまで出来ません。だからこそ、今やるべきことをやるということが大切なのです。

短い期間ではありますが、転校して気持ちよく卒業して行った生徒もいます。新学年でクラス替えをしてもらい、教室に入れるようになった生徒もいます。諦めずに、学校との交渉をしていくことが、子供たちを守ることになるのです。

今の学年を気持ちよく終わらせることが出来るように。それが難しくても、子供たちが希望を持って、新しい学年を迎えることが出来るように、私たちも、皆様のお力になれるよう、力を尽くしたいと思っております。今、いじめで悩んでいる保護者の皆様。勇気ある一歩を踏み出して下さい。よろしくお願いいたします。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和

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