100種類以上のパンが全品100円、そのうえコンビニや他のベーカリーとは一線を画するサービスで人気のパン屋さん『ヤキタテイ』。なぜこんなことが可能なのでしょうか。無料メルマガ『MBAが教える企業分析』がその戦略と戦術を分析します。
挑戦10年で培ったヤキタテイのノウハウ
今回は大阪・兵庫で人気のパン屋さん「100円パンのヤキタテイ」を展開している企業を分析します。
●今回の分析対象企業⇒ヤキタテイ(株式会社NAGASAWA)
戦略分析
■戦場・競合
・戦場(顧客視点での自社の事業領域):パン屋
・競合(お客様の選択肢):街のベーカリー(手作りパン屋)やコンビニエンスストアなど
・状況:国内パンの市場規模は横ばいから微増となっています。
■強み
1.安い(競合ベーカリーと比べて)
100種類以上の手作りパンが100円です。
2.種類が豊富(競合ベーカリーと比べて)
100種類を超えるラインナップです。
3.手作りで美味しい(コンビニと比べて)
子どもにも安心して食べさせられます。
⇒上記の強みを支えるコア・コンピタンス
★手作り100円パンを開発するノウハウ&挑戦の文化
100種類以上の商品を100円(税抜)でお客さまにお届けするという「挑戦」を10年間続けてきたことで培ったノウハウがあるからこそ、上記の強みを実現できています。
■顧客ターゲット
パン好きな方、節約したい方
戦術分析
■売り物、売り値
・菓子パン・サンドイッチ・食パンなど100種類以上の商品がすべて100円(税込108円)
⇒毎月10種類以上の新商品を出すことで、顧客を飽きさせないようにしています。
☆単価が安いので、来店頻度を高める取り組みは、非常に重要です。
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