佐世保バーガー食べ歩きで勝手に☆でランキング
Stamina本舗 Kaya 佐世保市大和町113-2
メルマガ『大原さんちの九州ダイナミック』を漫画家の妻・大原由軌子と共同配信しているライターの大原広軌です。佐世保バーガー食べ歩いて勝手に☆で評価する『ボーサセのガーバー』、今回は日本マクドナルドの会長・原田泳幸氏の弟さんが経営しているという噂のバーガーショップを勝手に評価します。
皆さん今年のお花見はいかがでしたか? 私ら一家は妻の姉妹両親甥っ子姪っ子という総勢12名で、自宅からほど近い旧海軍墓地で満開の桜を見てまいりました。
その際、せっかくだから佐世保バーガーを皆でいただこうということになり、義母が予約を入れてくれたというお店に二人、受け取りに向かったのですが……、市街地からどんどん離れ、到着したのは町工場が立ち並ぶうらぶれた地域。こんなところに食べ物屋があるのかと見回すと、ラジエーター屋の横に掘っ建て小屋が立っています。
隣のラジエーター屋のシャッターが開き、中から奥崎謙三のような人間が出てこないかちょっとドキドキですが、あれはたしかバッテリー屋だったので大丈夫。そう自分に言い聞かせ、例のキャラクターを写真に収めました。
店名は…、「Stamina本舗 Kaya」。
Kaya?Kayaと言ったらジャマイカで大麻を指すはずでは?まさかパティにそういったものが練り込まれていて、一度食べたらブラックカレーを食べた時のような状態に陥ってしまうのでは!?などとウキウキしながら予約しておいたハンバーガーとフライドポテトを受け取りに掘っ建て小屋のカウンターに向かいました。
と、接客してくれたのは、20代と思しき女性。総茶髪でギャル風のメイクをバチッときめた、木下優樹菜ちゃんによく似た子と、ギャル曽根にそっくりの子です。
うわー、「なんすか」的な対応をされて気分悪くなるのかなーなんて一瞬思いましたが、真逆。とにかく驚くほど優れた接客態度なのです。義母がこのお店にこだわるのは、見た目と態度のギャップに心を打たれ、以来ご贔屓にしているからなのだとか。
ちなみにこちらのお店はテイクアウト専門店で、掘っ建て小屋の中は厨房があるのみ。
ただ、上記写真のスペースで飲食するのは自由とのこと。
そして最近は人気急上昇らしく、昼食時には30分~40分待ちなどはザラなのだとか。そんなわけで行かれる方は事前に電話予約することをオススメします。
さて、こちらが旧海軍墓地。佐世保市でも有数のお花見スポットということで、この日も平日ながら数組が宴を開いていました。
そんな人々を見守るがごとく立っている東郷平八郎元帥の直下でハンバーガーをいただきます!
デカい。とにかくデカい。バンズのサイズは16cm~17cmはあるでしょうか。携帯電話と並べたショットを押さえておかなかったことが悔やまれますが、小学校4年生の長男坊の顔と比べていただければ、その大きさがお分かりになるかと思います。
パティは若干薄めながら、それはきっと大きすぎるバンズと比べるからそう感じてしまうだけであって、ボリュームは満点すぎ。”Stamina本舗”と謳っているだけあって相当ガッツリしています。
いただいたのはオーソドックスな「ハンバーガー」だったのですが、写真の長男はボリュームがありすぎて食べきることができませんでした。
こちらのお店はフライドポテトの味にも定評があるとのことで同時購入したのですが、200円のМサイズとハンバーガーで私ですら満腹状態。ハンバーガーが400円ですから、コストパフォーマンスは最高です。
これだけのサイズですから大味なのでは、とかぶりつく前には思ったのですが、佐世保バーガーの命でもあるレタスのシャキシャキ感もキープされていますし、ソースも甘すぎずスパイシー。質・量ともに他を凌駕する、これまでで一番のオススメといっても過言ではないバーガーです。ブラックカレー並みに癖になりそうで少々心配です。
というわけで「Stamina本舗 Kaya」、このコーナー始まって以来の最高点・星三つです!
info:Stamina本舗 Kaya
『大原さんちの九州ダイナミック』
著者:大原広軌(おおはら こうき)
1969年、東京生まれ。フリーランスライター、構成作家。代表作は『精神科に行こう!(文春文庫)』。妻は漫画家の大原由軌子。2011年、家族とともに妻の実家がある長崎県佐世保市に移住。現在は夫婦でメルマガを配信しつつ、様々なメディアに寄稿する日々を送っている。
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