子ども達にとって何より嬉しい「お年玉」。でもあげる方は金額や渡すタイミングなど、いろいろなことに悩んでしまいますよね。ましてそれが上司のお子さんだったらどうすれば? 無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、あなたの印象をUPさせるスマートな渡し方を紹介しています。
お年玉がダメならお年賀
さて、本日はお年玉の悩ましいお話。あなたはご家族と一緒に初詣に出かけました。すると、神社で会社の上司家族にバッタリ。お子さんも一緒です。さて質問。このとき、上司のお子さんにお年玉を渡しますか?
お子さんは、まあ当然お年玉を期待した目でじじじっと見ています。しかし、ほとんど会ったことがないコで、しかも直接の知り合いである上司は目上の方。ちょっと悩みますよね。
お年玉を渡す相手には、実は明確な基準があるんです。
そもそもお年玉は「年の魂」と書き、お供えして神様の魂の宿った餅の玉を分け与えることに由来しています。お餅を食べることで神様の魂を体に取り込むということなんでしょう。このため、「立場が上の者が立場が下の者に与えるもの」なんです。だから、立場に上下関係があるところでしか行われないわけですね。たとえば、親から子供へ、上司から部下へ、店長からバイトへという関係性でお年玉を渡すんです。
そうするとね、
・上司の子供にお年玉を渡す
・年老いた自分の親にお年玉を渡す
・お世話になっている先輩にお年玉を渡す
・学校や習い事の先生にお年玉を渡す
これ全部NGです(×◆×)
だって、あなたの方が立場が下だから。上司よりは立場が下でも、上司の子とは関係ないと思われるかもしれませんが、そこは直接の関係性の上下、すなわち上司と部下であるあなたの関係で上下を判断するんです。
でも状況によっては渡したいときも…。
うん、そうですよね。気い遣ぃ~でプレゼント好きな日本人の心情としてはたしかにそういうシーンもありますね。そういうときはね「別の名目で渡す」んですよ。名称が「お年玉」じゃなきゃイイわけです。カンタンだなあ(笑)。
親や先輩などには「お年賀」として渡せばOKです。特に難しいのが「上司の子供」です。目上の方の家族に目下の者が金品を渡すのを失礼と受け止める方がいらっしゃるだろうからです。と言って子供相手に「お年賀」っていうのもヨケイにヘンです。ここは
・文具料 とか
・御本料 とか
・玩具料 とか
になると思います。お子さんの歳にもよるでしょうね。
年の初めのお年玉。スマートに気分良く渡したいですね。
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