4月3日に青函トンネル内で発生したJR北海道の特急発煙事故。その際、乗客の一時避難場所となり思わぬ形で注目を集めたの旧竜飛(たっぴ)海底駅(現在の正式名称は竜飛定点)ですが……、この海底駅、一体どんなところなんでしょう。無料メルマガ『写真で見る日本の歴史』でその全貌が明らかに!
竜飛海底駅1
竜飛海底駅表示
海面下149.5mに位置していた日本一低い位置にある鉄道駅でしたが、平成25年(2013)11月10日をもって見学者向けの停車および見学コースの営業が休止しました。のち、平成26年(2014)3月15日には正式に駅が廃止されました。
海底駅ホーム
非常に狭い海底駅ホーム。しかし、ここからは青函トンネルの中が見渡せるほぼ唯一の場所といっていいです。
下り線ホーム
上り線ホームから見た向かい側のホームとその連絡口。もちろん地下道でつながっています。
連絡通路
上り線と下り線をつなぐあたりの連絡通路。このような通路がまるで迷路のように張り巡らされてあります。案内がなければ確実に迷います。
海底駅通路1
さすが海面下約150mに位置しているだけのことはあります。壁にはうっすらと塩分が固まってみえています。腐食が激しいですが、工事の時の資材を運搬するために用いたのか、レールの跡もみることができます。
レール跡
資材運搬用に使用されていたものと思われます。
移動用自転車
あまりにも広いため、このように移動用の自転車がありました。一般の見学者は徒歩で移動になります。
海底駅通路2
海底駅通路はさらに奥へ奥へと伸びています。中には立ち入り禁止の場所もありますが、この先を進むと意外な場所につながっていました。
『写真で見る日本の歴史』No.314より一部抜粋
日本史のお勉強を写真を通して行います。全国にちらばる色々な史跡の写真を、詳しい解説といっしょにお届けします。全国にあるお城、教科書に出てくるお寺など、多数紹介。
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