たとえば…、思うように売れない理由(いいわけ)というのが、「業界全体が冷え込んでるから…」と考えているとします。
そこで、「その原因は本当にそう思うか?」って自問自答します。すると、いくら業界全体が冷え込んでいるからといっても、業界が全く死んだわけではなく、きちんと収益が伸びている同業者や確実に安定している同業者の姿が浮かんでくるようになります。
そうなってくると、それらの同業者と自社とのギャップを感じますから、「なぜあの会社は上手く行ってるの?」って思考を持つようになります。
さらに、同業者と自社とのことを比べて考えてみたり、あるいは、組織的なことや人材教育みたいなことを考えてみたり…と、1つのことが原因だと思っていたことに対して、多面的に考えるようになります。
つまり、頭に「なぜ?」がたくさん出て来るようになってきます。「なぜあの会社では…」とか「なぜうちの会社は…」とか、といったように。
そうして、「なぜ?」が突き詰まって来たところが、落とし所の到達点になります。つまり、本当の課題点、改善・解決しなければならない点や今後取り組まなければいけないこと、というのがよく見えてくるようになります。
ということで、売れない理由や抱えている課題を漠然とした中で終らせるのではなく、出て来た回答に対して、1つ1つ疑問を持つ習慣を持つようにしてみましょう。そうすることで、本質的な解決へ導いていく手立てができるようになってくるでしょう。
今日のまとめ
『問題解決する為にはその表面でなく本質に迫ること』
・現在、あなたが抱えている課題点や問題点を書き出す。
・なぜ、そのような課題や問題が挙がったのか? 理由(原因)を書き出す。
・その理由(原因)は、本当か? また、それだけか? を十分に考えてみる。
・書き出した理由(原因)に対して、どう対処していくか? その方法を考えて書き出す。
・なぜその方法なのか? 書き出す。
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