三重県四日市市の名物として知られている「とんてき」。名前からして単なる豚肉のステーキを想像しがちですが、「とんてき」とはグローブのような切り込みが入った豚肉の切り身をにんにくと一緒に濃いめのタレでソテーし、たっぷりの千切りキャベツとともに食べるB級グルメです。皿に盛られた姿を想像しただけでお腹が鳴っちゃいそうな、この「とんてき」ってどれほど美味しい料理なのか、すごーく気になります。そこで、たまたま四日市を通過中という「ママチャリで日本一周中の悪魔」こと大魔王ポルポルさんに、ダメもとで食レポをお願いしてみたところ、「いいだろう」と上から目線の快諾のメールが。先日のまぐまぐ本社に続いて、とんてきも悪魔に「征服」されてしまうのでしょうか……。
日本一周中の悪魔、とんてきを征服
三重県四日市市のB級グルメである、とんてきを食してきた。
ウスターソースのようなタレで焼かれた豚肉のステーキである、とんてきは四日市の名物料理となっているが、その中でも、とてつもなく山盛りに積まれたキャベツで有名な隆倉(たかくら)というお店がある。
このお店は、トンカツやヒレカツまでも扱っていて、まさに豚肉界を牛耳っていると言っても過言ではない。
早速、店内に入ってみた。静かな空気に包まれた店の中は、ゆっくりと食事することができる空間となっている。
その静寂を打ち破るかのように、
「ガッハッハッハ! ここは我輩が支配したのだ」
と、一言挨拶でも交わそうかと思っていたら、店内はざわつき始めた。近くの客はボー然としている。
魔族がやって来たのは初めてなのだろう。
(え……なに。あいつ……)という視線を送られていると、
店員が近づいてきて「何名さまですか?」と、さっそく不審者扱いされた。
我輩は恥ずかしくなり、思わず我を忘れて、
「1人です」
と答えてしまった。
肉を食するときは「にくぅぅ! 食ってるぜ」という肉肉しい噛み応えが好みの我輩は、とんてき定食のセミダブルを注文した。
15分ほどでジュージューうねりを挙げる、とんてきが運ばれてくる。
山盛りに盛られたキャベツ! それを凌駕するボリュームの、とんてき! まさに至福の時である。
さっそく、とんてきとのツーショット写真を撮ってもらおうと店員にお願いしたところ、
「いやー、そういうのはちょっと……」
と断られてしまった。あくまで我輩は不審者。お店と我輩の間には深い溝があるようだ。
それでも何とか頭を下げ、カメラを渡し、ポージングまですると、2、3枚ツーショット写真を撮ってくれた。
香ばしい肉の香りが口の中いっぱいに広がり、肉を食べてる実感が湧く。キャベツも甘い。
とても満足だ。ガッハッハッハ!!
豚肉界を牛耳る、隆倉。
ぜひ訪れてみるがよい。
DATA:
隆倉(たかくら)
営業時間 11:30~13:30、17:30~21:00
定休日 木曜、第3水曜
住所 三重県四日市市赤堀2-6-8
著者/大魔王ポルポル
日本一周の旅をしている大魔王ポルポルである。旅の裏側、隠れた小話など話したいことは盛り沢山!! だがしかし! タダで公開はできない。メールマガジンで日本のいろいろなことを掲載するのだ。メルマガに記載のアドレスに悩みや質問を送ってくれればメルマガで公開回答するぞ! ガッハッハッハ!!
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