今年は、今後も弱い相場が続きそうです。ただ、政府が介入しようにも、もう「資金がない」ため介入できなくなってきており、その分、値動きが自然になっている印象です。政府の介入の影響が薄れる中、個人的には、「去年までより値動きが読みやすいのではないか」と感じています。(『長谷川雅一のハッピーライフマガジン』)
プロフィール:長谷川雅一(はせがわまさかず)
1959年、岐阜県生まれ。株式会社プレコオンライン(金融商品取引業)代表取締役社長。2000年より株式投資の研究を始め、日本で初めて「株の自動売買」という言葉を使った著書を出版。株式投資の世界では、「株の自動売買」ブームの火付け役として知られている。現在は、自動売買ソフトの開発、投資教室、メルマガの執筆など、多忙な日々を送っている。
ようやく反発も、まだ16,500円に向かう下落の途中かもしれない
為替(米ドル/円)は119.50円が限界
年初から下げ続けている日経平均ですが、19日(火)は92円の小幅上昇となりました。株も為替も、さすがに下げすぎており、このあといったん反発する可能性が高くなっています。ただし、その反発は「小さく短い」ものになりやすいので、注意が必要であると考えています。
まず、為替ですが、このあとの反発で見込めるのは、「最大でも119.50円付近までの上昇」だろう、と予想しています。
テクニカル的にとても弱くなっており、上値が重くなりがちだからです。
反発を開始しても、まず118.50円付近に強めのレジスタンスがあります。おそらく118.50円に接近すれば、そこで上昇が止まり「もみあう」動きになる可能性が高いでしょう。
118.50円付近でもみあったあと、さらに上昇する可能性もありますが、119.00円付近にも強いレジスタンスがありますし、119.50円付近のレジスタンスはとても強く、これを抜くのはかなり難しいと思われます。
もしも、すでに買っておられる場合、118.50円を超えてきたら手じまいを考えるべきでしょう。
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