2016年初旬まで続く?複数の専門家が警告する「10月金融大崩壊説」
その1人は、「スーパーサイクル」と呼ばれる相場の超長期トレンドを発見し、経済の動きを予測しているアナリストのラリー・エルドソンだ。7月の記事で彼は次のように言っている。
2015年10月7日、1929年から始まったスーパーサイクルは、この日に想像を絶する世界的な金融危機を引き起こす。これはアメリカ、ヨーロッパ、日本を直撃し、10億人に今後5年間、地獄のジェットコースターを体験させるだろう。これは何世代も経験することのなかった体験になる。
さらに著名なアナリストのトム・マクレランは次のように言っていた。トム・マクレランは、独自なシステムを用いたテクニカル分析で大変に定評のあるアナリストだ。今回の世界同時株安が起こる前の8月16日の発言だ。
株は8月20日から26日に最高値をつける。その後はとても醜い下落の過程が始まり、2016年の初旬まで続く。
今回の世界同時株安は8月24日に始まったので、相場の動きは基本的にこの予測通りになっている。
また、2009年に『将来大恐慌がやってくる』という本がベストセラーになったアナリストのハリー・デントは8月13日、次のように発言した。
あと1週間ほどで世界的な金融崩壊が始まるだろう。
また、2008年のリーマンショックを的中させて有名になったアナリストのジェラルド・セレンテは、8月9日、次のように発言した。
世界経済は崩壊へと向かっている。年内にも世界的に株価の崩壊が起こるだろう。
さらに、おもにロシアで活動しているアナリストのロバート・ブリッジは8月17日、次のように警告していた。
おそらく9月になると大変な状況になるだろう。実際に何が起こるのだろうか?
そして、ファンドマネージャーのエゴン・フォン・グレイツも8月15日、同じような警告を発していた。
9月から10月にかけて、世界の金融市場はそれこそ地獄のような状態になるだろう。
また、英国の大手紙『ザ・テレグラム』は、8月17日に以下のようなタイトルの記事を掲載した。
中央銀行がコントロールを失っているので、世界市場の崩壊時計は崩壊まで1分前の状況にある。
最後に、国際決済銀行(BIS)も深刻な警告をしている。24日の世界同時株安の5日前だ。
いま世界は、次の市場崩壊に対してまったく無防備な状況だ。
このように、今回の世界同時株安が始まる前から、多くのアナリストやメディアはそのような状況になることを警告していた。そして、9月から10月にかけてもっと大変な状況になるはずだという。
それはどのような状態なのだろうか?
続く。
『未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ』(2015年8月28日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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