アジアのローカル景気やおカネ事情を調査する『路地ウラ景気ウォッチャー』。今回は中国・上海のオタクイベントに潜入しコスプレイヤーのみなさんに好きなキャラクターやコスプレ費用を聞いてみます。日本のアニメやマンガは中国でも大人気!(取材・文 / ジンダオ)
【 取材時の為替レート:1人民元 = 約19円 】
上海オタクの祭典「COMICUP16魔都同人祭」に行ってきた!
大家好(だーじぁーはお)!皆さんコンニチワ。
路地ウラウォッチャー・中国担当の「ジンダオ」です。
今回は「上海のアニメ&ゲームのコスプレ事情」をご紹介したいと思います!コトの発端は中国人の友人との雑談。カメラが趣味で、いつもコスプレイヤーさんを撮影している彼いわく、中国でいま「コスプレ」がたいへん“熱い”らしいのです。
ふだんその方面には疎いジンダオなのですが、せっかくなので、中国人コスプレイヤーさんに体当たり取材して、彼らの好きなコスキャラや消費意識を探ってみたいと思います。
今回突撃したのは、上海で年に2回開催される大型同人・コスプレイベント「COMICUP 魔都同人祭」。チケットに「COMICUP 16」と書かれている通り、すでに8年の歴史があるオタクの祭典です。
イベント会場は、上海中心部の人民広場から地下鉄1号線で南に7駅、漕宝路駅から徒歩5分の「光大会展センター」。地下鉄を下車すると、おおっ!すでにレイヤーさんたちが地下鉄のホームを利用して準備中です。
日本のコスプレイベントでは、衣装の着替えは指定場所以外ではNG!だそうですね。しかしここ上海ではすでに戦いが始まっているようですよ。
地上へ出て、会場はどこ?とキョロキョロしていたのですが、スグに方向が分かりました。彼らの後を着いて行きましょう。
カップルとおぼしき男女2人組。彼氏の背中が頼もしいです。
会場近くのコンビニ前。COMICUPに行くみなさんが何やら情報交換中です。
大人気イベントのため、5分程度の移動の間にダフ屋が10名以上も。いろいろな商売がありますねぇ…。
目的地の光大会展センターに到着!すでに会場前は別世界、入場待ちのレイヤーさん他で黒山の人だかり。衣装の出来映えなど話し合ってワイワイ盛り上がっています。
ジョジョっぽい一行もタクシーで到着。
係員さんの指示にしたがって会場内に入りました。こちらの光大会展センター、室内は1~3階までフロアがあり、総面積は35,000平米。今回は全フロアを「COMICUP 16」の会場として開放しています。
早くも人の多さと熱気に押され気味のジンダオ。中国は景気が落ち込んでいるのでは?なんて心配はどこ吹く風といった彼らです。
次ページから、会場内のコスプレイヤーさんに写真を撮らせてもらいつつ、好きな作品やキャラ、コス費用などついていろいろと聞いてみたいと思います!
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路地ウラウォッチャー – ジンダオ
38歳・長崎市生まれ。中国上海に中国語ゼロで渡航して早11年目。語学留学を経て、語学学校の立ち上げ、中国横断3ヶ月バックパックなどドップリ中国にハマる生活。趣味は中華食べ歩きと中華アンティーク収集。訪中当初から中国人に間違えられるアジアンテイストな顔つきのお陰で、中国人に紛れ込むのはお手の物。
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