今週は揉み合い相場となりそうだ。2万2,170円の高値を抜けてくると急落過程でできた窓を埋める方向性も出てくるが、それには海外投資家の買いが必要だろう。(『証券市場新聞 公式有料メールマガジン』)
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スマホで購読できる証券専門紙『証券市場新聞』の日経平均展望
引き続き「2番底」探りの展開
先週の日経平均は急落後の戻りを試して2万2,170円まで、2万0,900円の安値から1,270円を戻した。この水準は黄金分割比率の0.382%戻しの水準である。その後は下落し、木曜日には2万1,590円まで調整する展開となった。
2番底探りの展開となっているが、1,270円戻しの半値押しは2万1,535円なので、この2万1,590円の安値を2番底にできるかどうかが、今週のポイントとなろう。
この値を割ってくると0.618%押しの2万1,386円処が次の抵抗ラインとなってこよう。
東証が発表した2月第2週の投資部門別売買動向によると、個人投資家は850億円の買い越しとなり4週連続で買い越した。第1週の急落過程で過去最高の7,458億円の買い越しとなった個人投資家は、とりあえず「買い成功」となった。
一方、海外投資家は362億円の売り越しとなり、1週目の6,446億円に比べると金額は減ったが6週連続の売り越しとなった。
海外投資家の売りに対し、個人投資家が下値を拾う構図になっている。
3月SQに向けて買い残の増加が見込まれる
また、裁定取引に関わる買い残が大幅に減少している。年初に約3兆4,000億円あったのが、2月16日時点では1兆5,000億円まで減少している。やはりこの急落過程で解消売りがかなり出て、下落相場に拍車をかけたようである。
ただ、この買い残の水準は昨年の4月・9月辺りであり、当時はその後買い残が増加して相場も上昇してきている。
今回も3月のSQに向けて買い残の増加が見込まれるだろう。
今週は揉み合い相場。海外投資家の動向が鍵に
今週は揉み合い相場となりそうである。2万2,170円の高値を抜けてくると急落過程でできた窓(2万2340円~2万2,560円)を埋める方向性が出てくるが、それには海外投資家が買い越しに転じなければ難しいだろう。
下値も底堅さが出てきており、今週は2万1,500円から2万2,200円の範囲で揉み合い相場となると想定する。
1日の売買代金が今年最低となるなど薄商いが続いているので、先物主導の展開となろう。今週も「前場買いの後場売り」が有効だろう。
【連載】株式評論家「高野恭壽の株式情報これでどゃ!!」
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『証券市場新聞 公式有料メールマガジン』(2018年2月23日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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