資本家と呼ばれる大金持ちは、現金・土地・株式・貴金属などの資本をたくさん保有して効率的に活用し、富を膨らませています。そして資本の中でも最強なのが「株式」です。(『日本株投資家「坂本彰」公式メールマガジン』坂本彰)
「労働者」ではなく「資本家」になれ!株式投資は最強の資産運用だ
ロボットへの課税と21世紀の資本論から見える未来
マイクロソフトの創業者であり世界の億万長者番付1位に君臨してきたビルゲイツ氏が「ロボットに課税をしてはどうか」と発言したそうです。ゲイツ氏ほどの人物であればロボットに課税する意味や、導入する理由についても試行錯誤を繰り返した後の発言だと思います。
AI (人工知能)の急速な発達により、今後は多くの労働がロボットにとって変わられるという未来予想はなんとなくわかりながらも、現時点では実感できません。
しかし、ロボットではなくても、人ではない似たようなものに課税をしているケースがあります。それは会社です。
労働者には所得税や住民税など生きていくうえで払い続ける税金がありますが、会社にも法人税があります。法人税には(法人所得税、法人住民税、法人事業税)と3種類あり、人でもないのに住民税まで存在するのです。なぜかと言うと法人は「法律上では人」とされており、生物学上の人とは別に人格を与えられているのです。
経営者はこの2つの人格をうまく活用して節税するノウハウを駆使したり、新たな雇用を生んだりしています(これについて細かく書くと長くなるため割愛しますが、要するに人と会社の2つを持っているのです)。
「資本」と呼ばれるものは必ず課税される
資本には会社以外にも、現金・土地・株式・高級車・貴金属などいろいろありますが、資本と呼ばれるものは必ずと言ってもいいほど課税されます。ロボットも今後、資本や人格、もしくはその両方に該当してくるため、課税の対象にしようと考えてるのがビルゲイツ氏が発言した意図だと思われます。
資本家と呼ばれる大金持ちは、これらの資本をたくさん保有して効率的に活用し、富を膨らませていきます。そして資本の中でも最強なのが「株式」です。
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