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FRBの最強通貨「Fedコイン」とビットコイン、NSA(米国家安全保障局)を結ぶ点と線

国際決済銀行(BIS)は「すべての中央銀行は最終的には独自の暗号通貨を必要とする」と言う

米国政府は、ビットコインその他の暗号通貨バブルに警鐘を鳴らしながらも、具体的には、これといった規制を加えていません。

米国政府は、ビットコインを排除しようとしたり、これと闘う代わりに、ビットコインの基盤技術を約2年間、徹底的に研究してきました。

すでに暗号技術の研究には何百万ドルも投資していますが、逆に、このことが暗号通貨の確かな未来を保証することにつながり、かえってビットコインバブルを膨張させていることも事実なのです。

とは言うものの、確実に連邦準備理事会(FRB)は、独自のデジタル通貨を作成して米ドルを払拭する姿勢を示しています。

この研究を支援し資金を提供している米・国立科学財団(The National Science Foundation)は、米国政府機関の一部として幅広い暗号化技術の研究のために、以下の3つの米国の大学に、およそ300万ドルを提供しています。

コーネル大学、メリーランド大学、カリフォルニア大学バークレー校は、他の既存のネットワークに起因する「苦痛」を解決する新しい暗号化システムの開発に集中する予定であるとのこと。

既存のネットワークに起因する「苦痛」とは、とりもなおさず「渋滞の解消」であることは言うまでもないことです。

米国以外の他の世界の中央銀行もまた、独自の研究を行っています。

主流メディアのウォールストリートジャーナルやCNBCは、ロスチャイルド財閥の支配下にある国際決済銀行(BIS)が、すべての中央銀行は最終的には独自の暗号通貨を必要とするようになる、と述べていると報じています。

たとえば、CNBCは、このように述べています。

――国際決済銀行(BIS)は、最新の四半期レビューで「中央銀行は、いつの日にか、独自の暗号通貨を発行する必要が出てくる」と述べている。

「中央銀行が現金に対するデジタル的な代替手段を提供すべきかどうかは、現金の使用が急速に減少しているスウェーデンのような国で最も可及的な問題となっている」と最新の四半期レビューは述べている。

「中央銀行を運営している金満銀行家をビットコインによって打倒しよう」と怪気炎をあげているキアヌ・リーブスは、むしろ、「世界の人々は、中央銀行が暗号通貨を発行することを望んでいない」ことを強く訴えるべきなのです。

ビットコインなどの暗号通貨が素晴らしいのは、非政府、非中央集権であるだけでなく、それらが、現行の中央銀行システムによる負債ベースから生み出された通貨ではなく、人類が現在の奴隷的通貨システムから独立性を表明できるようにしてくれる可能性があるように信じ込ませてくれるからです。

反対に、中央銀行が発行する法定デジタル通貨は、単に人類を組織的に奴隷にしている現在の負債ベースを基にしている通貨システムの新バージョンであるだけでなく、むしろ、それを拡張・強化する方向に働くでしょう。

ビットコインは、確かに世界の金融システムを完全に変える可能性を秘めている革命通貨ですが、世界中の中央銀行の動きを見ると、グローバル・エリートの国際銀行家たちは、孜々営々と築き上げてきた彼らの中央銀行システムを犠牲にしてもかまわないとする、まさに“肉を切らせて骨を断つ”捨て身の戦略に着手したことがうかがえるのです。

ワシントンポストやウォールストリートジャーナル、CNBCの記事が、こぞって連邦準備制度理事会(FRB)が独自の法定デジタル通貨の発行を計画していることを肯定的に捉えていることが、リバタリアンのビットコイン信仰者たちの神経を逆なでしているようです。

しかし、それは、いっそうビットコイン熱を焚き付ける方向に働くことは間違いないでしょう。

Next: ビットコインはワン・ワールド通貨/「サトシ・ナカモト」の暗号的解釈

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