ビットコインは一時230万円を超えたが、6週周期で乱高下を繰り返すとの予測もある。気になるその中身と、ブロックチェーンとサウジ政変の関係を見てみよう。(『未来を見る!ヤスの備忘録連動メルマガ』高島康司)
ビットコイン相場が乱高下。年末にかけては一転、急落の恐れも?
前倒しで予想的中。だが…
ビットコインの上昇が止まらない。元マイクロソフトのクリフ・ハイ氏が開発した未来予測プログラム「ウェブボット」が予想していた2018年2月末に150万円台の水準をあっさりと越えてしまった。ウェブボットの予想が早期に実現した格好だ。ここからさらに、2018年秋と予想されていた220万円台も早期に実現する展開になるのかもしれない。
(※編注:本稿執筆12月7日時点。12月8日には1ビットコインが一時230万円台をつけた)
しかしウェブボットの11月のレポートでは、6週間の間隔で歴史的な乱高下を繰り返すとあるので、これから暴落する可能性も指摘されている。注視しなければならない。
ところで、今回の上昇の理由だが、米トランプ政権がイスラエルの首都をエルサレムと認め、そこにアメリカ大使館を移動する決定をしたことである。エルサレムはイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の3つの宗教が聖都としているため、今回の決定で中東諸国の激しい怒りを買い、新たな紛争を引き起こしかねない。
このような状況を懸念し、ダウや日経などの株式市場は下落している。このような危機を背景に、金とならぶ資産として見られはじめたビットコインに資金が一気に移動してきたことが、今回の上昇の原因だろうと思われる。
いずれにせよ、ウェブボットの予測のように、これから歴史的な暴落もありえるので注意しなければならない。
12月の予想
それでは、ウェブボットの11月レポートに出ていた12月全般の予測を紹介する。以下がその要約である。
「12月に入ると、いくつかゴミのようなコインが消滅したり、話題になりはじめた新興企業の一部で――
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