11月半ばあたりには、アメリカ株式市場も日本株式市場も「大幅調整局面入り」が予想されます。買い上げている人は利益確定の時期かもしれません。(『藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』藤井まり子)
※本記事は有料メルマガ『藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート』2017年11月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。
ヘッジファンド撤退? それでも日本株の「バブル」はこれからだ
日本市場は一旦の天井か
買い上げている人は、そろそろ利益確定をし始めたほうがよいかもしれません。売るときも回数分散を。ちゃんとアセットアロケーションを組んでいる読者様は、そのままバイ&ホールドです。
日本株式市場は、おそらく11月半ばあたりまで、なんとか横ばいか、さらに上昇することでしょう。しかし11月半ばからは一転して下落へ。
11月半ばまでに日経平均は2万3,000円に達するのか? それとも、テクニカル上の節目である2万2,666円あたりまでの上昇で終わるのか?ちょっとわかりません。
ヘッジファンドたちは、たぶん、11月半ばまで日本株を上げられるだけ上げてくるでしょう。彼らは、「アメリカの債務上限問題が12月8日にタイムリミットを迎える」ことを恐れて、11月半ばあたりにも、日本株式市場から撤退するでしょう。
アメリカ株式市場もそろそろ
11月半ばにもなれば、アメリカの「債務上限引き上げ(タイムリミットは12月8日)」問題が再び急浮上し始めるでしょう。9月の引き上げ問題は、ハリケーンの甚大被害という「国難」が幸いしましたが、12月8日のタイムリミットでは、「金持ち優遇のトランプ減税」も絡んでくるので、議会は大揉めに揉めることでしょう。
11月半ばあたりには、アメリカ株式市場もグローバル株式市場も日本株式市場も「大幅調整局面入り」が予想されます。
ここまで先に結論を述べましたが、次ページから重要な部分をそれぞれ解説していきます。