孤独力の低さが依存を生む
最近、カフェやファミレスなどで見かけるのは、友達やカップルと一緒にいるのに、その人とは会話せず、お互いスマホに没頭している、というような光景でしょう。
友達同士、恋人同士なのに、目の前の人には無関心。リアルな人間とのコミュニケーションより、ネットのコミュニケーションを選んでいる…。そこにいる生身の人間と一緒では埋められない何かがネットにはあるのでしょうか。
これは依存症のひとつの症状であると考えられます。
アルコール、ギャンブルに買い物、セックスなどなど、依存症はたくさんありますが、ネット依存になるのも、孤独を恐れる人が陥りやすいと言えます。
逆に誰かに頼りたいと思うから、頼れる人がいないために孤独を感じるもの。そしてその頼れるものが限定されると、人は弱くなり、そこにはまってしまう。
孤独を感じたくないから、自分と向き合うのが怖いから(あるいは面倒だから)、そういう感情を忘れるために何かに依存する。
お酒を飲んで酔えば感情がマヒし、考えなくて済む。ギャンブルや買い物をしている間は高揚感に満たされるので考える必要がない。セックスも相手に必要とされている感や快楽で思考とは無縁の状態になれる。
そこには、自分の本心と向き合い、自分の中で不満や不安を解消し、自己を認めて満足感を得ようという発想はありません。空虚な心を、何か別のものに埋めてもらいたいのです。
スマホ(SNS)も同じく、誰かとつながっている感覚があれば寂しさという感情と向き合わずに済むから、他人の投稿を眺め続ける。すぐに返信しなければつながりを断たれるかもしれない恐怖感から、既読スルーはひどく落ち着かない。相手に既読スルーされれば裏切られたと感じてしまう。
そんな強迫観念があるから、財布を家に忘れたことよりも、スマホを家に忘れることのほうが大問題。寝ぐせがついていることより、スマホの電池残量が少ないことのほうが気になって仕方がない。
孤独感から逃れようとすればするほど、依存体質になってしまうのです。
いじめやモラハラも孤独と依存から生まれる
孤独を恐れる人ほど人間関係を損なう
孤独を恐れる人は他人に不寛容
孤独を受け入れる余裕は、他者への理解を促進させる
事業は全額自己資金で始めよう
※本記事は有料メルマガ『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』2017年9月18日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。
<初月無料購読ですぐ読める! 9月配信済みバックナンバー>
・起業は100%自己資金でスタート(9/18)
事業は全額自己資金で始めよう
孤独に弱い人の問題点
・散歩しながらお金をもらう方法(9/13)
散歩しながらお金をもらう
自己責任論は悪なのか?
思考のクセを矯正する
・住まいに求める優先順位とは(9/4)
不倫は悪なのか?
都心に住むか郊外に住むか
<こちらも必読!月単位で購入できる人気バックナンバー>
※9月以前に配信された記事を読むには、9月分すべて無料の定期購読手続きを完了後、ご希望の配信月分バックナンバーをお求めください。
・親が貧しいと子も貧しくなる?(8/28)
先生ビジネスのマッチングサイトの可能性と問題点
「親の経済格差が子の教育格差を生み、貧困が連鎖する」は本当か?
人としての成熟は「ひとり」のときに生まれる
・言葉が人生をつくる(8/21)
ビットコインの上昇はすごい
高額セミナー・高額コンサルの問題点
子どもを持つ判断、持たない判断
群れたがる人は人生を失う
・マンションの価格は下がっていく(8/14)
北朝鮮リスク
東京23区のマンション価格下落が鮮明に
年収1億の人がやらない「実は間違っている時間の使い方」7選
孤独は生きる強さの証し
・自立のためのレッスン(8/7)
スワップ生活は本当にできるのか
婚活事業の売上
孤独力とは、他者に対する健全な無関心さを持つこと
・これからの勉強分野をどう考えるか?(8/3)
AIが職を奪うとき
AIが進出できない分野
『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』(2017年9月18日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門
[月額1,012円(税込) 毎月第1月曜日・第2月曜日・第3月曜日・第4月曜日]
フリー・キャピタリストとは、時代を洞察し、自分の労働力や居住地に依存しないマルチな収入源を作り、国家や企業のリスクからフリーとなった人です。どんな状況でも自分と家族を守れる、頭の使い方・考え方・具体的方法論を紹介。金融・経済情勢の読み方、恐慌・財政破綻からの回避方法。マネタイズ手段としての資産運用、パソコン1台で稼げるネットビジネス、コンテンツを生み出し稼ぐ方法。将来需要が高まるビジネススキルとその高め方。思考回路を変えるのに役立つ書籍や海外情勢など、激動の時代に必要な情報をお届けします。