特定テーマの情報をまとめる「キュレーションサイト」で、著作権侵害等の疑いによる記事の削除が相次いでいます。DeNAのほかサイバーエージェントやリクルート、ヤフーでも問題に。漁夫の利銘柄は?(『相場の福の神 ニュースを半歩先読み』藤本誠之)
DeNA、サイバーA、リクルート、ヤフーなどで記事削除の動き広がる
「専門家発の情報」再評価の機運
日本経済新聞(12月5日付)より、特定のテーマの情報をサイトにまとめる「キュレーションサイト」で、記事を削除する動きが相次いでいるとの記事に注目です。DeNAが大問題となり、9媒体で公開中止、1媒体で大半の記事を取り下げています。
その他、サイバーエージェント、リクルートホールディングス、ヤフーなどでも、記事の公開を中止する動きとなっています。著作権侵害の疑いもあり、各社が対応しているようです。
逆に、キチンとしたコンテンツを提供している企業が追い風になりそうです。たとえばオールアバウト<2454>は、約900名のガイドと呼ばれる専門家が記事を作成しています。まとめ記事もありますが、そのガイドが自分の記事をまとめたものです。
いままで、「キュレーションサイト」で記事を読んでいた読者が、専門家が書いた記事が掲載されているオールアバウトの記事を読むことになれば、大きな追い風になりそうです。
オールアバウト<2454> 539円(2016年12月5日 終値)
ディー・エヌ・エー<2432> 3,100円(2016年12月5日 終値)
サイバーエージェント<4751> 2,593円(2016年12月5日 終値)
リクルートホールディングス<6098> 4,355円(2016年12月5日 終値)
ヤフー<4689> 417円(2016年12月5日 終値)
『相場の福の神 ニュースを半歩先読み』(2016年11月8日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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まいど、相場の福の神こと、藤本 誠之です。原則毎営業日、その日の日本経済新聞のニュースから個別銘柄をご紹介いたします。SBI証券投資調査部 シニアマーケットアナリスト ITストラテジスト オールアバウト株式ガイド