分裂懸念から乱高下中のビットコインについて「8/24前後に2888ドル(約32万円)まで高騰する」との最新予測が出た。その俄には信じがたい中身を紹介する。(『未来を見る!ヤスの備忘録連動メルマガ』高島康司)
※本記事は、未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ 2017年7月21日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
8/24のビットコイン相場は2,888ドル?未来予測プログラムが分析
なぜ仮想通貨相場は一時暴落したのか?
7月16日、ビットコインをはじめとした仮想通貨は軒並み暴落した。ビットコインも26万から27万円の水準で推移していたが、一気に21万円台まで下落した。
この動きは、ビットコインの電子台帳のスケラビリティ問題の結論が8月1日に発表され、ハードフォークになる可能性を見越しての動きと見られている。ハードフォークの場合、ビットコインは既存のBTCとBTUの2つの仮想通貨に分離する。これを見越してのビットコインの現金化が、今回の暴落の背景だ。
また、ほかの仮想通貨では、仮想通貨の開発費用を賄うためのいわば株式のようなICO(Initial Coin Offering)の発行ラッシュがあった。このICOを得るため、資金を確保するための仮想通貨の売りが加速。このことが多くの仮想通貨暴落の背景にあったと見られている。
しかし、19日には一転して価格は戻している。ビットコインは下落する前の26万から27万円の水準を回復しつつあるし、ほかの仮想通貨も軒並み価格を戻している。
予測されていたビットコイン相場の乱高下
当メルマガでは、マイクロソフトのコンサルタントだったクリフ・ハイという人物が開発したコンピュータによる未来予測プログラム「ウェブボット」の相場予測の要点を紹介してきたが、前項のような動きはすでに予測されていた。7月7日に配信したメルマガ第440回の記事は以下のようであった。
「7月は大きな変動が起こる月となる。この変動に巻き込まれたものには、革命が起こっているかのような印象を受けるかもしれない。しかしこの変動は、8月にやってくるシステムの旋回の予兆にしか過ぎない。これは数年間続くが、後に振り返ると、変化は2017年の7月、8月そして9月に始まっていることがわかるはずだ。この変動は、7月の最後の週から始まる地震の多発と連動している。このような背景のため、ビットコインの相場はワニの歯のように乱高下を繰り返すだろう」
このような予想であったが、まさにいま起こっているのは「ワニの歯のような乱高下」である。
今後のビットコイン相場はどうなる? 最新予測
そして同じ記事では、次のように予想されていた。
「7月23日の週から乱高下の変動期に入るが、ボトルネックとなっている障害が解決されるので、8月にはビットコインは最高値の4800ドル(52万8000円)まで上昇する。そして、同じ時期には新しい仮想通貨がどんどん発行されると同時に、仮想通貨の分野に関連したニュービジネスの起業ラッシュが起こり、楽観的なムードになる」
このように、「7月23日の週から乱高下の変動期に入る」とあるので、23日前後にまた大きく下落するのかもしれない。また、「8月にはビットコインは最高値の4800ドル(52万8000円)まで上昇」の予測については延期された可能性がある。
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