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テクノロジー4.0が生む「新しい格差」誰が得して誰が損するのか?=大前研一

企業間、個人間のサバイバルゲームが始まった

お金のやり取り、知識のやり取り、それからサービスの提供など、全てにおいて、我々はまだテクノロジー4.0の入り口に立ったに過ぎません。

デジタルコンチネント、スマホベースのエコシステムといった構想はまだ生まれて日が浅く、ようやくこれを開拓すべく、AIやFinTechの技術が同時進行的に生まれつつある段階です。

さまざまなテクノロジーを駆使して、いろいろな国の間の、あるいは企業間の、あるいは個人間の競争、すなわちサバイバルゲームが開始されたわけです。数年ほど前から、そういう世界が非常に明確に見えるようになってきました。

繰り返しになりますが、これからは特定の技術やサービスをひとつずつ別々に勉強していては駄目なのです。半年に1回程度で良いので、全体を俯瞰し、新しい事例や面白い会社が出てきていないかどうかを見渡すことをお勧めします。
(次回に続く)

【連載第1回】テクノロジー4.0 「つながり」から生まれる新しいビジネスモデル=大前研一

テクノロジー4.0 「つながり」から生まれる新しいビジネスモデル
著:大前研一/刊:KADOKAWA ¥1,728
第1章 「テクノロジー4.0」とは何か
第2章 「Fintech」で信用の概念が変わる
第3章 「位置情報ビジネス」が60兆円市場になる理由
第4章 「IoT」で生き残る企業、滅びゆく企業

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