7月14日の大引け後にヴィレッジヴァンガード<2769>が株主優待の改悪を発表した。いままでは約17万円の投資でヴィレッジヴァンガードで使える「1万円分の商品券」がもらえる株主優待が設定されていた。(『億の近道』Bコミ)
プロフィール: Bコミ(ブッコミ)
個人投資家。証券会社で株のディーラーを6年、機関投資家で株と債券のファンドマネージャーを7年それぞれ経験し、短期売買から長期運用まで幅広いスパンの運用を身に付けた。人形町にて、リアルタイムで株式を中心としたトレードを指導するスクールを運営。
改善・改悪は胸先三寸「株主優待」めあての投資は危険がいっぱい
ヴィレッジV<2769>、株主優待1万円券→最大50%引き券に改悪
7月14日の大引け後にヴィレッジヴァンガード<2769>が株主優待の改悪を発表した。いままでは約17万円の投資でヴィレッジヴァンガードで使える「1万円分の商品券」がもらえる株主優待が設定されていた。
雑貨は原価率が低いと言えども非常に手厚い優待で個人投資家にファンが多かったが、約3年続いた株主優待も先日、商品券が2000円ごとに1000円の株主優待利用可能となり、最大50%引き券に改悪された。改悪を受け、株価は前日比で20%前後下落した。
企業側が自由に設定。株主優待株への投資は計画的に
株主優待の改善・改悪は企業が設定する制度であるため、株主優待株の投資は改善・改悪の可能性を頭に置いて(企業の業績を注視しつつ)投資すべきである。
特にお得感を感じる株主優待は、個人投資家が多数保有しており、改悪時には長期の株価の調整を覚悟しなければならないため、買い過ぎには注意したい。
『億の近道』(2016年7月15日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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