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期待を裏切る日経平均、3カ月で上下800円幅の粘着相場はいつまで続く?=橋本明男

今週の相場が終わってみて思ったことは、しつこすぎるということです。もう今週は日経平均2万円台に乗せてくると考えていたのですが、見事に期待を裏切ってくれました。(『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男)

BOX上放れはいつか?ここまでの「しつこい相場」は記憶なし

裏切りの日経平均株価

今週1週間の相場が終わってみて、第一に思ったことは、しつこすぎるということです。先週末金曜日には、日経平均286円高と急伸し、もう今週は2万円台に乗せてくるであろうと考えていたのですが、見事に期待を裏切ってくれました。

日経平均は68円安の19521円、TOPIXは6.84ポイント安の1565.85ポイント、出来高は概算20億1千万株で終わっております。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

日経平均株価 日足(SBI証券提供)

この日経平均、今年大発会で480円高と急伸し、今日で立合日数51日が通過したわけですが、今日の大引けは発会の大引けに比べ、73円安い水準です。もう少し遡って3ヶ月前、12月20日の大引けは19494円、これに比べますと27円高い水準です。

すなわち、過去3ヶ月は上げたり下げたりのボックス相場を繰り返し、ほとんど株価は動いていないということです。しかもこの3ヶ月間の日経平均の上下の幅は、大引けベースで800円ちょっとしかなく、これ程しつこい相場は私もちょっと記憶にありません。今日の大引けは、この3ヶ月間のボックスの上限で終わっておりまして、さて、これで彼岸天井と言えるのかどうか。

二部指数は最高値を更新し続け、見事に彼岸天井のパターンに入ったと思われます。二部指数は1回大きな調整が必要と思います。

日経平均と二部指数というのは、けっこう連動性がありますので、二部指数が大きく調整を入れるとすれば、日経平均もそれに引きずられることも頭に入れておく必要も出て参りました。しかし、余計なことを考えずに日経平均、個別の銘柄の来週からの相場を私の相場観測法で計算する時、今週の一服で調整は終了。来週はいよいよボックスを上放れしてくるところと考えます。では御健闘を祈ります。

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相場コラム『わしの罫線』』(2017年3月17日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による

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チャーチスト歴35年!【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証1部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。

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