宮内淳の「先祖が教えてくれる人生の歩き方～「あの世」と「この世」と宇宙の真実の姿～」

皆さんこんにちは、お久しぶりです。宮内淳です。
若い方には「初めまして」ですね。

昔、「太陽にほえろ」というテレビ番組があって、私は四代目のボン刑事として芸能界デビューしました。その後、秘境タレントとして世界中をめぐりました。

芸能界デビューして以来、様々な人物の人生を演じる役者という仕事を続ける中で、また、世界中の秘境の人々の生活に触れる中で、ある疑問がだんだん大きくなっていきました。それは、
「人はなぜ生まれてくるのか？」
「何のために人生を歩んでいくのか？」
「そして死んだあとはどこへ行くのか？」
ということです。

誰でも一度は考えることですが、役者という職業柄、また世界中の秘境の人々との、数多くの出会いと別れを経験した私にとって、それは大きな問題だったのです。
その問題を解決するために、いろいろな文献をあさったり、臨死体験をした人たちの話を聞いたり、宗教関係の方々の意見を仰いだり、様々なことを試みてきました。
しかし、どの文献も、どなたのお話も、私に明確な答えを出してくれることはありませんでした。

そして、もう一度原点に戻って考えるしかないと思った時、あるヒントが頭をよぎりました。
それは、私が小学生のころです。
「なぜこんな勉強をしなければいけないんだろう」と疑問に思ったのです。
しかし中学生になった時、「なるほど、中学で勉強するためには、小学生の勉強が必要だったんだ」と気付きました。
つまり、人生で今やっていることは、未来のために必要だからやっているに違いない、と思ったのです。
ということは、いま生きている人生は、死んだあとのためにあるのだということになる、と結論が出ました。

そうなると、死んだあとでなければ、生きている人生の意味がわからないということになります。
しかし、そこまでは待てません。ましてや、死んだあとの世界があるかどうかもわかりません。

どうしていいかわからなくなった時、また新しいヒントが浮かびました。
そうだ、これから死んでいく人に、死んだあと、この世の人生の意味を教えてくれるようにお願いすればいいんだ――。
これが一番間違いない、とひらめいたのです。
しかし、そんなことをまじめに引き受けてくれる人がいるのだろうか？
ばかげたことと思われるのがオチではないか？

イヤ、います、たった一人います。
自分のことを、誰よりも愛してくれている母です。
そうだ、母に頼めば何とかしてくれるかもしれない。
そんな、とんでもなく自分勝手な発想が浮かんできました。

しかし、こんな自分勝手なお願いをして母は気を悪くしないだろうか。
そう思うと、何度かお願いしようと話しかけるのですが、つい言葉を飲み込んでしまうのでした。

そんな日が続いたある日、母が私に、「おまえ、私に何か言いたいことがあるんじゃないの？」と逆に聞いてきました。
私は、ここぞとばかり腹を決めて言いました。
「お母さん、一生に一度の、大切なお願いがあるんだ」。
母の顔も真剣になりました。
「もしお母さんが死んであの世に行ったら、必ずあの世がどうなっているか、僕に教えてほしい。これが僕のお願いだ」。
すると母は、一瞬ぽかんとした顔をした後、突然ケラケラと笑い出しました。
「何を言うのかと思ったらこの子……ばかなことを言うんじゃないわよ。死んだあとなんて、あるわけないじゃない。死んだら終わり、何もないわよ」。
　母は唯物論者だったので、私の言うことなど取り合ってはくれませんでした。
しかし私は、何度も何度も真剣にお願いしました。
すると母は半分あきれたように、「わかった、わかったわよ。もし本当にあの世があったなら、必ずおまえに教えてあげる」と言ってくれました。

それから数年がたった時、母は大腿骨を骨折して入院し、あと一週間で退院という日に急に呼吸困難になり、亡くなってしまったのです。
あまりにも突然のことでした。
当時、母は仲のいい友達と一緒に奈良の施設で暮らしていました。
海外にいた私は、知らせを受けて一目散に帰国し、電車や車を乗り継ぎ、奈良の施設に到着しました。そして急いで母の枕元に行き、その顔を見たとき、思わずほっとしました。
なぜならその顔は、あまりにも美しく、少し微笑んでいたからです。

一息ついた私は、妻と一緒に母の身の回りの整理を始めました。
そして、生前母から教えられていた金庫から通帳と袋に入ったハンコを持って、銀行へ行きました。
すると銀行員が、「このハンコは通帳のとは違いますね」というではありませんか。
「いや、そんなはずはないです。袋の中のハンコが全てです」とは言っても、違っていると言われてはどうすることもできません。
仕方なく妻と二人で部屋に戻ってくると、施設の担当の方が母の荷物を整理し、段ボールを金庫の前に積んでくれていました。
私がもう一度金庫を調べようと近づいていくと、段ボールの上にある一本のハンコに目が行きました。
まさかとは思いましたが、それを銀行に持っていくと「これが正しいハンコです」と言われたのです。

最初は、たぶん私が袋から落としたハンコを、施設の担当の方が拾って段ボールの上においてくれたのだろうと思い、部屋に戻りその方にお礼を言うと、
「私ではありません」というではありませんか。
また、その方以外は誰も母の部屋に入っていないとのことでした。

その時、母が亡くなったショックで、すっかり忘れていた母との約束が頭をよぎりました。
もしかしたら、これは母からのメッセージ？……いや、そんな……何かの間違いだ。

とにかく整理をすませ、新幹線に乗り、我々は帰路につきました。
しかしそのあと、また不思議なことが起こったのです。

新幹線の中で、妻が「いけない、髪飾りを部屋に忘れてきちゃった」と言い出しました。
「もう遅いよ、あきらめよう」
「あれはお気に入りの髪飾りだったのに……でも仕方ないわね」

と、家に戻って着替えをしていた時です。
「あなたー、来てー！」、妻の叫び声がクローゼットのほうから聞こえました。
行ってみると、クローゼットの中のバックを指さしています。
よく見ると、なんとバックの取っ手のところに、奈良に置き忘れてきた妻の髪飾りが挟んで付いているではありませんか。

妻は茫然と立ちすくんでいます。
間違いない。母からのメッセージだ。
「この世が最後ではない、あの世はある」
母はそう伝えてきたのだ。
私は母の存在を強く感じました。
母は私との約束を忘れてはいなかった。そしてその約束を実行してきたのだ。

この日から始まって、似たような現象が頻繁に起きるようになりました。
一番すごかったのは、新しい薄型の大きなテレビを買った時のことです。
私は転倒防止の針金をつけるのに四苦八苦していました。
そして、途中で休憩しようと妻と食事に出かけました。
部屋に戻ってきて、ハッと息をのみました。
なんと、転倒防止の針金がテレビの背面にしっかり付いて、完成していたのです。

家のカギは我々しか持っていません。
もちろん、出かけるときはしっかり施錠していきました。
部屋の中には誰もいません。
私はこの時ほど、母の存在を間近に感じたことはありませんでした。

そして、こんなことが一年も続いた後、ほとんどこういった現象は起きなくなりました。
それに代わって今度は、電気製品の誤作動、つまりテレビや照明が突然ついたり消えたりといった現象が、時々起こるようになりました。

しばらくすると、これらの現象もやがてなくなりましたが、今度は、イメージデータのようなものが、突然私の頭に入ってくるようになりました。

いつどんな時に来るかわからないそのイメージデータは、ちょうどパソコンの圧縮データをインストールするように頭の中に入ってきます。
それを忘れないうちに大急ぎで言葉にし、文字に置き換え、メモ用紙に書き込みます。
メッセージの中には、私にとって難解すぎるものもあり、そのたびに物理学や、歴史の書物などを調べる必要が生じました。

そんな作業を何度も繰り返しているうちに、大量のメモ用紙がたまりました。
その一枚一枚を、ジグソーパズルのように慎重につなぎ合わせていきます。
そしてパズルが完成すると、なんと、見事にあの世の世界が浮かび上がってきたのです。

これからその詳しい内容を一つ一つ発信していこうと思いますが、私が母から受け取ったメッセージを簡単に要約すると、次のようになります。

（１）私たちは「この世」での生を終えると、エネルギーとなって「あの世」へと旅立つ。
（２）そのときに「質の良い愛のエネルギー」になっていれば、この世を卒業していく。そうでなければもう一度生まれ変わって、愛のエネルギーになるまでの人生を送る。
（３）「あの世」は「この世」で創られる愛のエネルギーによって形成されている。したがって、「この世」からの、より「質の良い愛のエネルギー」を求めている。
（４）「質の良い愛のエネルギー」を創るには、人間が本当の意味で幸福な人生を送ること。つまり私たちがこの世を生きる目的とは、「幸福に生きる」ことに他ならない。
（５）「この世」で「質の良い愛のエネルギー」がたくさん創られるように、先祖は「この世」の私たちの人生を応援している。そしてできるだけ多く「質の良い愛のエネルギー」が「あの世」にもたらされることを望んでいる。そのためならどんな応援もいとわない。
（６）したがって「この世」で幸福な人生を送るには、いかに「あの世」の先祖とつながって応援されるかがカギとなる。

ざっとこういう内容でしたが、そのほかに大変興味深い内容も届きました。
それは、「あの世」と「宇宙」と「地球」と「人間」との相関関係のことです。

あの世も、宇宙も、地球も、人間も、創られるときに使用されるエネルギーは、まったく同じ種類のエネルギーだそうです。
つまり、あの世も、宇宙も、地球も、人間も、同じ構造をもち、同じシステムで動いているというのです。
また、大変ショックだったのは、「宇宙は無数に存在する」ということです。
その宇宙が何のために作られ、どのように作られたのかも教えてくれました。

ともかく、われわれが生きているこの宇宙は、無数にある宇宙の中の、一つの宇宙に過ぎなかったのです。
人間の体でいえば、何十兆個とある細胞の中の、一個の細胞に過ぎなかったということです。

私は愕然としました。
「井の中の蛙大海を知らず」という言葉がありますが、まさにわれわれ人間は「井の中の蛙」だったのです。

私の頭の中は、ビッグバンを起こした宇宙のように、無限に広がりました。
今までの既成概念がすべて音を立てて崩れ、全く新しい概念が生まれてくる感じです。

私は、これまでのすべてのことを、もう一度別の次元で作り直す必要があると強く感じています。
冒頭で話したように、小学生から中学生になった気分です。

さあ、これから中学生の勉強と体験が始まります。
少年の体が成長するように、私の体の中で何かが大きくなろうとしています。

私は皆さんにも、私と同じような体験をしてもらいたいと思っています。
一人でも多くの人が、先祖とつながり、あの世とつながることによって、小さな井戸から大海に出てもらいたいと心から思っています。
小さな井戸の中で一生を送るのも、ある意味幸せかもしれません。
しかし大海に出ることは、もっと幸せなことです。

人類はいずれ、私のいう大海に出ることになると思います。
しかし、コロンブスがアメリカ大陸に到達したように、最初に誰かが始めなければなりません。

私はこの活動を、一生続けて行こうと思っています。
このメルマガでいただいた収入も、すべてこの活動に使用したいと思っています。

私は、この活動の一つとして、【和の日（10月1日）】を記念日として登録しました。
10月1日は神無月の初日です。
神無月（10月）とは、日本中の神様（私たちの先祖）が、出雲に集まって人々の平和と幸せを祈ってくれる月です。
せめて、その初日である10月1日だけは、先祖と心を一つにし、争いごとをやめる。もし喧嘩をしている人がいたら、仲直りをする。

10月1日、つまり101は、1（人）と1（人）とを0（和）で結ぶと書きます。
すべてを水に流して元に還るというのは、日本文化の最たるものです。
まさに「和」の文化です。
私は、この【和の日（10月1日）】を世界にも広げたいと思っています。
それをできるだけ多くの人たちの「和の力」で進めたいと思っています。

2月26日、私の初めての著書『「あの世」が教えてくれた人生の歩き方』が、サンマーク出版より発売されます。
私は本でも波が起こせると思い、出版することにしました。
そして、行動を起こそうと思ってメルマガを始めました。
このメルマガを通して多くの人たちと一緒に、アメリカ大陸に到達したいと考えています。
　
　皆さん、私と一緒に大海に出てみませんか。