不登校を治し発達凸凹を生きる力に変える─子育ての悩みを解決するコンプリメントトレーニング

利他行=コンプリメントトレーニング９月１日号
不登校は身体症状のひとつです。コンプリメントトレーニングは、親の力で子どもを順当な
成長に戻し、様々な身体症状が軽減し消していきます。更に、持っている力が発現し活動的
になります。不登校も身体症状の一つですから再登校していきます。
　子どもを心身共に順当な成長に戻すための利他行をコンプリメントトレーニングと言いま
す。仏教の知恵をお借りしています。
コンプリメントとコンプリメントトレーニングの違い
　再登校新聞を月刊　利他行=コンプリメントトレーニングとしました。
コンプリメントは、子どものリソース=資源を見付けて気付かせる技法です。コンプリメント
トレーニングは、コンプリメントを用いて子どもを順当な成長に戻すシステムです。不登校
であれば、コンプリメントトレーニングのシステムで再登校に導きます。
　コンプリメントは技法・コンプリメントトレーニングは、コンプリメントを用いて子ども
を順当な成長に戻すシステムです。
　リーブル出版の本は、コンプリメントについて書いています。コンプリメントトレーニング
は、トレーニングノートのやり取りでしています。本にはしていません。コンプリメントトレ
ーニングの大まかな全体像は、明治図書の月刊誌授業力＆学級経営力の８月号から短期連載５
回に載せています。全体像は分かっても個々の子どもへの対応の具体的なし方は本にするに
は膨大なページとなります。基本形はありますが１００人いれば１００通りの以上の組み合わ
せが必要です。それと親御さんの意欲やコンプリメントやコンプリメントトレーニングの理解
度、親御さんとの信頼関係の度合いなど、システムだけでなく、親子の関係も課題となります。
実証研究に取り組んで１５年になりますが、研究を進めれば進めるほど奥深いことに気付き
ます。最近は、親御さんがインナーチャイルドなどの影響を受けていることもあります。親御
さん自身の親子関係についても支援が必要と考えています。インナーチャイルドなど外国のも
のでは日本人の心は救われないのです。私は、仏教の「身調べ」を使って親御さん自身の気付
きを支援していこうと計画しています。仏教の心の段階は、実は外国の心理よりもはるかに奥
深いのです。
　コンプリメントトレーニングは、相談をしながら進めることが大切です。
電話相談も毎日しています。
兄弟でもコンプリメントの効果に違いがあるのです。
5つ星のうち5.0コンプリメントと森田先生に救われました。
2019年8月27日
正直、不登校になった当時の息子の様子を思い出すと胸が苦しくなり、レビューがなかなか書
けませんでした。
でも、このレビューが現在進行形で悩んでいらっしゃる方の何かの助けになれば幸いだと思い、
重い腰をあげてレビューを書いてみようと思います。
当時のつらいつらい状況から私たち親子を救ってくれたのがこの本に書いてあるコンプリメン
トでした。
みなさん書かれているようにコンプリメントは素晴らしいです。
実際やってみると、効果の出やすい子（弟：登校しぶり）がいる一方、なかなか効果がわか
りづらい子（兄：完全不登校）もいて、心がくじけそうになるときもありました。今考えると
、私のコンプリメントが下手だったせいで、まだ素直な状態の弟には効いたコンプリメントが、
すでに小学校高学年になっていた兄にはなかなか響かなかったのだろうと思います。
ですので、ご自分で親子の状況をきちんと分析し、この本を読んで、コンプリメントの本質
を正確に理解し、実行できる保護者の方でしたら、トレーニング無しでも再登校は可能だと
思います。
私の場合は、夏休み中ずっと自己流のコンプリメント（のようなもの）を続けたにも関わら
ず、兄に再登校の兆しがみられなかった為、トレーニングを申し込みました。（毎日の生活
の質は自分流のコンプリメントでもどうにか取戻しており、家庭内では明るく過ごせるよう
にはなっていました。）そして、森田先生に叱咤激励を受けながら続けた結果、トレーニン
グ開始から数日で別室登校開始、40日目には一人で完全登校となりました。
本当に先生には感謝の言葉しかありません。
私の場合は、電子機器の制限も、状況に応じて臨機応変に変えるようにアドバイスいただき
ましたし、実際、電子機器の制限が可能になったことで、状況が劇的に変化しました。
現在再登校から二年が過ぎようとしていますが、いまだにコンプリメントは続けています。
電子機器の制限も緩やかながら続けています。電子機器は必要な時に使う仕事や生活の便利
なツールであり、電子機器に生活が振り回されるのは本末転倒だと思うからです。
コンプリメント、親は本当に大変です。でも、学校へ行けない我が子は、さらに大変な思い
をしているのだろうと思うとがんばれました。
この本ともう一つの本を読んで不登校で悩んでいらっしゃる方が一人でも減ればいいなあと
切に願います。
不登校の最中は、先が見えないトンネルを行くような気持ちでいっぱいだと思いますが、コ
ンプリメントを続けていくうちに、私の場合、出口はいきなり、かつ、あっけなく現れました。
そして、現在は、兄弟共に、年1～2度病欠する程度で、部活や勉強、友人と遊びに行くなど学
校生活を前向きに楽しんでいます。将来の夢に向かってがんばっています。
「親の力をつけて子供を学校へ戻すこと」は誰にでも可能だと私は思います。私もまだまだ
勉強中です。
これからもコンプリメントを続け、子供の成長をサポートできるよう頑張りたいと思います。


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基本ですが、コンプリメントトレーニングの初期は、子どもの観察の力を培います
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よく観察しなければ中後期のリソースが見付けられません。
子どもにコンプリメントが効果を持つには親と子どもの関係が大きく影響します。
子が親を信頼する関係でなければコンプリメントができていても効果はでません。
親がボスでなければならないのです。ボスのかけるコンプリメントは効果を持ちます。
逆に、子どもが王様で親が家来の関係では、家来である親がコンプリメントを
かけても、王様は家来の言葉など雑音なのです。
　トレーニングノートのコンプリメントに〇がついていても、親がボスか家来かで、その
効果は異なります。形はコンプリメントでも効果は真逆です。さらに、基本的な生活であ
る朝登校できる時刻に起きる、風呂に入る、あいさつする、掃除をする等や親に対しての
言葉使い等もできていなければコンプリメントは効果を持たないのです。コンプリメントの
反応が悪いのは、親子の関係に問題があります。
　コンプリメントをしていても動きが悪いのはコンプリメントの問題でなく、基本的生活
習慣のなさや躾ができていないとコンプリメントの形は整っていても効いていないのです。
コンプリメントが雑音なのです。特に親がボスになっていないと子どもに厳しくできません
。子どもは親を家来にしか思っていませんから、コンプリメントの形ができていても効果は
ないのです。効かない原因は、コンプリメントをしている親と子の関係に課題があります。
それを解決していくことです。


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　空欄0のノートが書けていなければ努力不足です
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レビューを悪く書いてある方は、自己流です。とにかく自己中心的な性格です。私の話に
も耳を貸しませんし、支援しても無視するのです。努力もされません。それでは子どもを再
登校に導く力が親御さんに育ちません。自己流で努力しないで結果が悪ければ人のせいに
する
典型的な自己中なのです。子どもを主人公にしなければなりませんが、親が主人公になって
いるのです。
　このような方にはトレーニングは無理なのです。今期も努力もしませんから、子育てを人
に丸投げして、自分は努力しなくて良いと勘違いしているのでしょう。
トレーニングですから、親の努力は必要なのです。
初期のコンプリメント
5日目
>小学6年
>昨日から学校が始まりましたが、学校は行きたくないと言い欠席しました。
>力があるのコンプリメントが毎日決まって同じような事しか言えません。
>朝起きれた。
>勉強する。
>(ご飯を一緒に作ってくれるので)野菜が切れた。
>このような言葉でいいのですか？
>勉強する力がある。→勉強を頑張る力がある。の方がいいですか？
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具体的な子どものうごきに力をつけます。同じことを言っても雑音になるだけです。勉強と
は、国語ですか、算数ですか、国語の何をしているのでしょうか。そこまで観察してコンプ
リメントします。頑張るとは、どのようなことでしょうか。何をどのようにするのが努力な
のでしょうか?
分からない言葉は使いません。
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経過報告
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こんばんは。
今年1月に、90日をもってトレーニングを終了しました。

春休み明けからの4月、新2年生からも元気に登校した次男は、7月に、登校渋りのような症状
が数日あったものの、不登校になることなく終業式まで登校でき、夏休みに入りました。

夏休みも昨日で終了し、本日から登校でしたが、
登校渋りなくいつもどおり登校していきました。

トレーニング終了後も、テレビは１日90分と決め、継続しています。

ついつい手出し口出ししたくなってしまいますが、これからもトレーニングを通じて学んだこと、
子に任せる、見守る、承認の声かけ…
意識しながら接していきたいです。

森田先生、これからも、身体にお気をつけてご活躍ください。

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発達障害の「グレーゾーン」　
　発達障害をめぐり、近年、「グレーゾーン」という言葉がよく使われるようになった。一般
的に、発達障害の傾向はあるが診断レベルではないことを意味する。だが専門家からは、本来
であれば診断レベルにありながら見落とされているケースもあると指摘する声も。特に発達障
害の一つ、自閉症スペクトラム障害（ＡＳＤ）の中には、外見上は健常者にみえるタイプがあ
り、「彼らは他者との違いが理解できるために、最もつらい思いをしている」と訴える。

■ある意味、誰もがグレー

　発達障害は、ＡＳＤや注意欠陥・多動性障害（ＡＤＨＤ）などの総称。主な特性として、
ＡＳＤには、物事や手順へのこだわりが強い▽コミュニケーションが苦手▽予想外のことが
起こるとパニックを起こす。ＡＤＨＤには、落とし物・忘れ物が多い▽じっとしているのが
苦痛▽感情を抑えられない－などがあるが、人によってさまざまだ。

　「人はだいたい、ＡＳＤかＡＤＨＤのどちらかだ」と話すのは、発達障害を専門とする
「どんぐり発達クリニック」（東京）の宮尾益（ます）知（とも）院長。誰もがＡＳＤやＡ
ＤＨＤの素質を部分的に持ち、それが特技や仕事の向き不向きにつながるもので、「全て
にバランスのとれた人はいない。そういう意味では、誰もがグレーといえる」。ただし、
その素質のために社会生活に支障をきたしている場合は「障害」と診断され、必要な支援を
受けることができるようになるとする。

■ＡＳＤの中の３タイプ

　だが、実際に医師らからグレーゾーンとされている人について、発達障害に詳しい京都
大の十一元三教授は「専門医が診れば発達障害、特にＡＳＤの診断がつく人が多い」と指
摘する。

　自閉症スペクトラム障害（ＡＳＤ）は、２０１３年に発表されたアメリカ精神医学界の診
断基準。以前は「自閉症」「アスペルガー症候群」「特定不能の広汎性発達障害（ＰＤＤ－
ＮＯＳ）」の３タイプに分かれていたが、明確に線引きでないとして１つにまとめ、連続
体を意味する「スペクトラム」と名付けられた経緯がある。

　十一教授によると、自閉症よりアスペルガー、アスペルガーよりＰＤＤ－ＮＯＳの方が、
障害特性が会話やしぐさなどに表れにくい。例えば、ＡＳＤの特性の一つである「パニック」
は、自閉症ならば「癇癪（かんしゃく）」として表れるが、ＰＤＤ－ＮＯＳでは「思考停止」「
固まる」という様態に。「こだわり」も、前者なら同じ物に執着する「同一性の保持」として
表れるが、後者では「正確さや整合性の追求」になるという。

　そのため、ＡＳＤの中でもＰＤＤ－ＮＯＳに近い人ほど障害が見過ごされやすくなると十
一教授は指摘。特性が見えにくいことから軽度の障害と思われがちだが、「発現の仕方が違
うだけで生活上の困難は同じ。むしろ、他人との違いが自覚できるために苦しみ、周囲から
孤立して鬱病などの二次障害を起こしやすい」と強調する。

■グレーは「セーフ」か

　障害を抱えるグレーの人が多い背景について、十一教授は専門医の不足があると分析。発
達障害の認知度が高まり、障害を疑って受診する人が増える中、「専門知識が不十分な医師
が障害特性を見抜けず、障害ではないとも言えずにグレーと言い出した」と批判する。障害
と診断されなければ、受けられる支援の選択肢は減ってしまう。

　一方で、グレーという診断結果に安心する人も少なくない。大阪大大学院の片山泰（たい
）一（いち）教授によると、特に学校など外部から子供の発達障害の可能性を指摘された保
護者の中には、「親の感情として、グレーなら『セーフ』だと思ってしまう。だからグレー
と言われるまでドクターショッピングをするケースもある」という。

　グレーの中には、確かに発達障害とは言えないケースもあるという。だが、グレーとされて
何もしなかった子供より、適切な療育（専門的な治療と教育）を受けた発達障害の子供の方
が、数年後には落ち着いた生活を送れることもある。片山教授は「たとえグレーと言われても
、子供が現に生きづらさを抱えているのは確か。療育を受けさせるなどして、生きていきやす
い環境をつくることが大事だ」と訴える。
コンプリメントトレーニングでは、このような発達障害傾向の子どもさんには、まず自分の水
を溜め身体症状として軽減消えるものを除いていきます。自信の水が溜まっても残っている身体
症状について支援をしていきます。電話相談をしていいくことが大切です。
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経過報告です
中1女子 2018 2月トレーニング修了
小6から現在まで欠席なし
小2で9ｹ月引きこもりました。その間は、不登校の底という経験をしています。小3は何とか再
登校しましたが、小4で、五月雨登校がやまず、おかしな価値観を治して 中学校に向けて登校
する事を願い、トレーニングを受けました。こうして今があります。
報告です。
おかげさまで娘は毎日登校し、部活動
班長、委員会と弾む様に過ごしています。母として本当に幸せと感じ日々を過ごすことが出来て
います。
また、このトレーニングのお陰で自身の物の見方、感じ方にも影響しています。
今、私は80代の両親の様子を毎日見に行く様にしています。笑顔で接する事、様子をよくみて今
出来ていることを認める声かけは、まるでおなじなのですね。先生がお母様の介護をしていらし
た時のブログを読ませて頂いていたので勉強になりました。ありがとうございます。 今の私に
出来る事、を続けるだけです。
先日､親の会に、お世話役として初めて司会し、皆様の前で話す事になって、自己紹介がとても
疎かになったので、後悔しています。これも勉強ですね。

先生、奇跡です！
子どもが登校しました！
先生からのメールを読んだ後、ちょうど子どもが「ママ、学校のことごめんね」と言ってきまし
た。そこで私も勇気を出して森田先生からの言葉を子どもに掛けました。子どもは怒り出すこと
無く、うんうんと聞いていました。そして、唐突に「先生に電話して、昨日のことを謝る」と言
い、すぐに自分で学校に電話をして謝っていました。そして、先生にこれから登校すると言っ
ていました。ビックリ!!です！子ども自身も驚いていました。電話で謝るという考えが急に頭に
浮かんだそうです。そして、間髪入れずに行動している自分にビックリしたそうです。
私も嬉しくて嬉しく、沢山褒めました。コンプリメントの言葉も沢山掛けました。
これだけのことを自分の力で解決し、乗り越えられる力があるということに子ども自身も気がつ
いた瞬間でもありました。もちろん私自身も、子どもがこれだけ成長していたのだということが
わかった嬉しい嬉しい瞬間でした。
私は、子どもの学年が進むにつれ他の子と比べ、勉強が出来たとか何かで賞を取ったとか、そう
いう喜びを求めていました。だけど、そんなことはどうでもいいことなのだと今、わかりました。
今日のできごとは、そんなことと比べものにならない程、本当に本当に嬉しい出来事でした！そし
て、私は子どものお陰で何が大事なことなのかわかりました。
自分の力で困難を乗り越える力があります。そして、弟も今、学校に頑張って登校しています。2
人とも、発達障害と診断されていますが、頑張る力があります！そんな子どもを誇りに思います！
先生、本当にありがとうございました。

奇跡を起こしたのはお母さんの力ですよ。自信を持つことです。発達障害などの凸凹はだれにでも
あるものです。子どもはコンプリメントで持っている力を発現させていくのですよ。
発達障害以上の力を付けてあげればよいだけです。コンプリメントで子どもの持つ力が発現する
のです。

高野山大学教育学部教育学科が認可されれば
　１年後には、真言宗の高野山大学教育学部の教授としてコンプリメントの講座を開きます。全
国の寺院の子弟や在家の教師を目指す方にコンプリメントをお教えします。
　この大学を拠点に子どもたちのサマーキャンプやウインターキャンプ、親の会の宿泊研修をして
いきたいと考えています。
>
>
　　　

　　　　　　　　　　　　　　再登校新聞　　　　　　　　創刊号　令和元年6月２日
創刊の言葉
このメルマガ新聞では、再登校を目指してコンプリメントトレーニングをしている方のための各種の情報をお伝えします。東京シューレ関係の不登校新聞とは関係ありません。
「コンプリメントトレーニング」は、再登校に導く支援法としては、システム化され効果(エビデンス)が実証されている点でこれまでの支援法とは異なります。これま
での支援法は、「好きなことをさせて動くのを待つ」ことが主です。この支援法で効果があったかどうかはどなたも検証していないのです。引きこもりが社会問題となりつつ
ありますが、不登校からひきこもりにつないでいるのは、この「好きなことをさせて動くのを待つ」支援法です。親が８０歳になっても子どもは動かず５０歳になっているの
です。１５歳から３９歳までは３４万人もいるのです。このほとんどは不登校か不登校傾向であったと考えられます。それでもこの支援法を信じている方たちがたくさんおい
でます。
十数年前大学院の時、この支援をしている親の会に参加しました。十年近くもこの親の会に参加しているお母さんが多いのです。小学生であった不登校の子どもは動くこともなく
２０歳を過ぎているのです。働いているのかと思えば就職もしていないとのこと。それでも親の会の方は、この子の個性だからと笑っているのです。私はかなりの違和感を覚えま
した。互いに集まってはご自分のしていることを正当化しているようなのです。こうして、不登校から引きこもりへとつながっていくのだと実感しました。このような「動くのを
待ちましょう」と支援するスクールカウンセラーが作った親の会が全国津々浦々にあるのです。これを囲い込みと言います。この親の会に参加している間に、登校しなくても良い
のではないかと思いこむのです。ある種の洗脳状態です。この方たちは、コンプリメントトレーニングのような親の支援で子どもに力を付けることを嫌います。子どもを親が変え
られることを信じていません。ほっておけば何とかなると考えています。実は何とかなることはなく、登校してもストレスの弱さは変わらず再度の不登校や職場に不適応を起こし
ます。それでも働いているのは良いのですが、かなりの割合で引きこもりとなります。
コンプリメントトレーニングは、このような不登校支援とは真逆です。登校させることを目標としています。各地に親の会もありますが、登校することを前提としていますので、
不登校の親の会ではなく、「コンプリメントで子育てする親の会」です。親の会は、子どものリソース探しをしていきます。このリソースを子どもに気付かせるコンプリメントで
子どもの自尊心を育てていく活動をしています。人様の役立つ人に育ってほしいとの願いでコンプリメントしていっているのです。地方ではコンプリメントトレーニングを受けら
れた方も少なく、コンプリメントについての話もできない状態です。同じ考
えの方が集まり、子どものリソースを話せる機会があればどんなに幸せかと思います。
これからメルマガ再登校新聞でコンプリメントトレーニングに関する情報を発信していきます。
引きこもりの問題
　十数年前から引きこもりが社会問題化すると機会あるごとに述べてきました。引きこもりは不登校からつながることが多いのです。つまり自信の水不足による自尊心
の低さに起因します。そして、好きなことをさせて動くのを待ちましょうとの支援のために、電子機器に依存し、自由気ままな生活を続けていきます。そのような生活をしていれ
ば、登校して我慢するとか、嫌なこともしてみる等のストレスに耐える力や人と人とのかかわりについても学ぶことができません。それも個性と言う支援者がいるのです。マスコ
ミもそのような子どもを取り上げて報道します。不登校から再登校するように頑張った子どもなどニュースにはならないのです。小学校三年生のユーチューバーがマスコミに取り
上げられていましたが、このようなニュースは異常なのです。これでは学校が悪者となり、宿題が嫌いで登校しなくなった子どもが正しいとなるのです。
　バカな時代となったものだと思いました。ただ、そのニュースのコメントを読むと、ほとんどの方がこのような生き方を否定し、勉強が大切とのことを述べられていました。こ
れを読んで安心しました。一部の方がさわいでいましたが、本当にほんのわずかな方がマスコミに踊らされているのだと思ったわけです。適時性と言う言葉がありますが、義務教
育の時代に勉強をしておかないと学ぶことが出来なくなります。義務教育はとても大切なものなのです。引きこもりなどしないで学校に戻って勉強をしてほしいのです。

今年も再登校率は９０％以上でした
２月・３月からトレーニングを受けている方の子どもさんのほとんどが４月始業式から再登校し連休も乗り越えて登校しています。たくさんの子どもさんが再登校していくことを信
じない方、特にマスコミや先生方、が多いのですが、事実なのです。システムのとおりに進めていけば親子の信頼関係が大きく損なわれていなければ再登校は6０日から１２０日で可
能です。５．６.７月は、新規にトレーニングを受け始めた方からの電話相談やメール相談が増えています。これから始めても６月・７月と６０日しかありません。再登校のチャン
スが、７月の終業式前にあります。ここに間に合うかどうかです。間に合わせるには、トレーニングノートのすべてのチェックに〇が付くように努力しますし、ノート項目1から４
は、空欄0でしっかりと書き込むことです。少しでも前に進んでいれば、自信の水が溜まると自分の意志の力も育ち動くことができます。毎朝の
インプットもサラリと１回。インプットをたくさんしすぎると自信の水を減らすことになります。
コンプリメントに集中し自信の水を溜める事、心のコップを育てることに集中すること。親の力を付けないと自信の水は溜まりません。７月終業式までの登校を目指すには日々の
努力が必要です。電話相談も利用してください。メールで分からないことも電話で気付くこともたくさんあります。

「不登校からつながる引きこもりは、これからも大きな社会問題となり続ける」

　国は、増え続ける不登校対策として、全国各学校にスクールカウンセラーの配置をし、また、心療系の医師、スクールソーシャルワーカーとの連携も図ってきている。しかしなが
ら、これらの施策でも不登校は減少せず、毎年増え続けている。
更に問題なのは、不登校が引きこもりにつながっていることである。2015年内閣府調査では十五歳から三十九歳までの働かない・働けない引きこもりは五十四万人もいる。不登校が
引きこもりへとつながる限り、この数字は毎年増え続けていく。　　　　　　　　　　国は一向に減らない不登校に対して、2017年より不登校の学校復帰対策の方向を、学校以外での
多様な学びの場の提供へと転換しつつある。フリースクールや適応指導教室に不登校の子どもを集めて支援するとしている。これで不登校が治り、
引きこもりにつながらないと考えているのだろうか。おそらく、現状を変えることは難しいのではないかと思う。
　　　　「学校以外に、学びの場をつくり、引きこもりを防げるのか」

フリースクールや適応指導教室などの多様な学びの場であっても、義務教育であれば人を育てる教育の場でなければなりません。学びには、好きなことを好きなようにするだけでな
く、人として社会生活を営むための「好きでないことにも耐える・我慢する・力を合わせる等」も含まれます。更に学校では多様な考え方の子どもたちと生活し、社会生活に必要な
人間関係を学べるのです。これらの学びこそが、これからの社会で自己実現を図るためには必要とされるのです。不登校の子どもたちを集めて、再登校に匹敵するほどの力をつけ、
更に、人を育てる学びの場となり得るのでしようか。学校でさえ、実証された再登校への支援法を持っていないのです。フリースクールや適応指導教室が義務教育を保証場となり得
るのだろうか。

経過報告　小学生

2018.10～2019.5月トレーニング終了
196日目
小学生
森田先生、大変お世話になっております。
博多の研修会にも参加させていただき、ありがとうございました。
連休明けから、運動会の練習への不安から欠席が多くなっていたので、先生に電話相談させていただきました。心のコップが育つチャンスだよと声かけを続けたところ、無事小学
校最後の運動会に参加することができました！
参加競技は3種目あり、2種目は見学しましたが、リレーには出たいと自己決定しました。練習にはほとんど参加できてなかったですが、本番は不安な様子もなく笑顔で参加できま
した。バトンを持って一生懸命走る子供の姿を見て、とても嬉しかったですし、子供の意志の強さ、成長を本当に実感することができました。コンプリメントトレーニング本当に
すごいですね！
これからもドンと構えてコンプリメント、がんばります。ありがとうございました。
　　　　　　　　　　　　経過報告中学生

トレーニング、240日で終了 中３女子　修学旅行に行きました
トレーニング終了時より別室登校を続けています。まだ教室には入れていませんが、新学期も毎日登校しています。
今日はうれしいことに、修学旅行に行けました！新しいクラスのクラスメイトと会うのは今日が初めてでしたが、早朝から参加することができました。
子供は旅行の準備は進めていたものの、出発直前までバスに乗れるかどうかわかりませんでした。行っても行かなくてもコンプリメントと考え、見守りに徹し、今朝は自分から
バスに乗ったときは本当にうれしかったです。自信の水をたくさん使っていることでしょう。帰ってきたらしっかりとコンプリメントをしようと思います。子供の一進一退、十退、
反発する日も少なくありませんが、螺旋階段を子供なりにゆっくりゆっくり上っていっている様子がよくわかります。私も子供とともにもっともっと成長していきたいです。
　Q&A　　　　　中学生　　別室から教室へ登校することはかなり難しい
質問
再トレ 31日
中学生
2週間欠席 欠席が続いています。 夕方に担任に会い、宿題提出はできています。
朝、「遅刻してでも登校しなさい」と、声はかけていますが、 別室登校を促すべきでしょうか？
小学校の時は、保健室1時間からはじめて、60日で教室に戻れました。
回答
１　まずは、今後どのようにするのかを子どもさんに尋ねることです。子どもさんが答えを持
っています。ただ、中学校で別室から戻ることはかなり難しいのです。小学生
ならできますが、中学生で別室に戻る子どもさんはほとんどいません。
宿題を提出したら登校しないことを許されていると勘違いする子もいます。どちらにしても、自分の意志の力で教室か別
室かを決めて登校しなければ不登校は治りません。
空欄0のノートをしっかりと書き込んでいますか、また、シミュレーションや一家団欒も毎日していますが、それらが毎
日できていないと先へ進めることはできません。
小学校と違ってたくさんの自信の水を使いますし、先の見通しもききません。ですから、ノートを書き込むことが大切
です。シミュレーションで見通しをたててあげるこ
とも大切です。ノートのどの項目も無駄なモノはありません。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
経過報告
中学３年
2016年8月～11月トレーニング終了
ご無沙汰しております。
経過報告です。
この10月で再登校できるようになり一年になりました。
この一年間遅刻欠席することなく登校しております。
現在、中学３年生で高校受験に向かって頑張っております。

昨年1学期に私立校から区立の中学に転校して後、不登校になってしまいました。
森田先生の本に偶然出会うことができ、すぐにトレーニングの申し込みをして8月
より開始いたしました。昨年の夏を思い出しますと、本当に辛い日々でした。
毎日涙が止まらなくなり、森田先生の本やブログ・メルマガを繰り返し読み、
辛くなったときはメールやお電話でご相談させて頂きました。お電話で、森田先
生は、「頑張ってください、お子さんを助けてあげられるのはお母さんの力しか
ないですから！」と言って下さいました。
昨年10月に登校できるようになった後もしばらくは同級生に悪口を言われた、いじ
められたと泣きながら帰宅する
日々が続きました。
娘は教室から逃げたくなる時があるとも言っていました。
その時は、近所の交番に行くといいよ、と淡々と答えておりました。
３年生になりクラス替えがあり、
「友達はいないけど話しかけてくれる子はいる」
と言うようになり、２学期には友達ができたと言えるようになりました。
夏休みから塾に通うようになり、勉強に対しても意欲的に
取り組み始め、２学期末のテストではトップの成績をとることができました。

まだまだ完全復帰とはいきませんが、娘なりに立ち直る術を考えられるようにな
ったと実感しています。

全ては森田先生のコンプリメントに取り組み、私自信も変えて頂いたお陰だと思っております。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
頑張っていると、きっと手を差し出して下さるのです。

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　このコンプリメントトレーニングも、すでに16年の実証研究を続けています。拙著「不登
校は１日３分の働きかけで99％解決する　リーブル出版」を刊行して７年「コンプリメントで
不登校は治り、子育ての悩みは解決する　小学館」を刊行して2年目に入りました。アマゾン不
登校部門では、常に一位のロングセラーを続けています。コンプリメントトレーニングの添削指導
も7年になります。不登校・発達障害支援だけでなく、引きこもり支援や子育てでコンプリメントを
使っている方もおいでます。コンプリメントは、未来の可能性の種まきでもあるのです。明日発芽
する、何十年後に発芽する種まきができるのです。
是非とも、関心を持たれた方は、メルマガの読者となってコンプリメントを使えるようにしてく
ださい。